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米国ETF

米国ETFの配当金の推移はどうなっている?31銘柄の増配率などを個別に解説

ETFの分析

ETFの配当金(分配金)はけっこう減配しています。

(2019年10月4日 加筆・修正)

私は現在、VTI・VYM・HDV・PFFといったETFを保有しています。中でもHDV・VYMに関しては高配当株ETFということで調べもせずに配当金も連続増配が続いているのだろう、と思い込んでいました。

そんな中で、たまたまネットでETFの事を検索していたらHDV・VYMも過去に減配をしていることを知り、調べるようになりました。

現在は減配の可能性があることは気になっていますが、分散の方に魅力を感じており引き続きETFへの投資を続けています。
関連記事:なぜ長期投資なのか?なぜ高配当株なのか?なぜETFなのか?

私のように資産運用を始めたばかりでETFに投資している人は、過去の株価の推移はチャートを見て知っていても、過去の配当金(分配金)の推移がどのようになっていたかまでは知らない人もいるのではないでしょうか?

結論から言うと多くのETFは過去に減配しています。高配当ETFでも増配当ETFでも。調べているのは自分の知識のためでもありますが、知らなかった方がいたら記事を見て配当金の状況を見たうえで考えるキッカケにでもなればと考えています。

「減配」と表現していますが、ETFの配当金(分配金)が減少する原因は個別銘柄とは違います。配当が減少するのは構成銘柄の減配だけではなく、銘柄入れ替えによる配当利回りの低下などもあるため、配当が減少したからといっても一概に構成銘柄の業績が悪化したせいではないということです。

そういった意味では個別銘柄が減配することに比べると、ETFの配当が少なくなることはそこまで悪影響ではないと考えられます。

減配の状況については四半期配当ではなく年間の配当額で集計しています。(一部は四半期)配当金の情報は、公式ホームページもしくはヤフーファイナンスで調べることが多いです。

finance.yahoo.com

私はSBI証券でETFへの投資をしています。SBI証券の場合、NISA口座でのETFの買付手数料が無料となっているのでおすすめです。
www.maaikkana.com

記事内容は配当金の推移以外にもETFの概要や配当利回り、過去の株価推移・構成銘柄などにも触れています。それぞれ記事へのリンクを付けているので気になるものがあればご参照ください。

高配当・増配当など配当に着目したETF

配当系ETFは経費率の低さだけで見れば、選択肢としてはHDV・VYM・SPYD・VIGあたりになってきます。

それ以外で考えると例えばSDYは20年以上連続増配当銘柄で構成されたETFとVIGの10年連続よりもより連続増配に特化したETFがあったりします。

増配率はVYM・VIGが良好のようです。それよりも特筆すべきはVIGの2009年リーマンショック時の減配率の低さです。暴落時の減配率を知っておくことは大事です。

HDVの減配状況
(iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF)

VYMの減配状況
(バンガード米国高配当株ETF)

SPYDの減配状況
(S&P500 高配当株式)

VIGの減配状況
(バンガード米国増配株式ETF)

SDYの減配状況
(SPDR S&P 米国高配当株式ETF)

DVYの減配状況
(iシェアーズ 好配当株式 ETF)

DHSの減配状況
(ウィズダムツリー 米国株高配当ファンド)

DESの減配状況
(ウィズダムツリー 米国小型株配当ファンド)

DONの減配状況
(ウィズダムツリー米国中型株配当ファンド)

PFFの減配状況
(ⅰシェアーズ 米国優先株式ETF)

BNDの減配状況
(米国トータル債券市場ETF)

 

番外編 高配当な個別銘柄など

こちらでは高配当な個別銘柄であるARCCの解説をしています。少しマイナーな銘柄ではありますが、投資タイミングによっては配当利回り10%を超えることもある高配当銘柄です。

金融セクターに属する銘柄のため、株化の動きはPFFと近いものがあるように思います。よろしければ下記記事を参照ください。

ARCCの減配状況
(エイリス・キャピタル 配当9%超)

PFFの不満点
(3つの不満と1つの気がかり)

PFFに投資するなら
ARCCでもいいのか問題

 

全世界・新興国・全米・S&P500 ETF

S&P500ETFに投資する場合、SPY・VOO・IVVのどれにするかは誰もが悩むポイントですよね。経費率で選ぶのか流動性の高さで選ぶのか?私はその悩みから逃げるように小型株も入っているVTIに投資しています(笑)

それぞれ配当利回り自体はそれほど高くありませんが、増配率は意外に高いです。

VTの減配状況
(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)

VTIの減配状況
(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)

VOOの減配状況
(バンガード・S&P500ETF)

IVVの減配状況
(iシェアーズ・コア S&P 500 ETF)

SPYの減配状況
(SPDR S&P 500 ETF)

VWOの減配状況
(バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF)

 

セクター別ETF

セクター別ETFについてはセクターごとの特徴はもちろん、構成銘柄数の多寡など運用会社ごとの特徴もあります。

運用会社の特徴としてはバンガード社ETFと比較してステート・ストリートのETFは構成銘柄数が少ないという点があります。ステート・ストリート社のセクターETFはS&P500指数に含まれる大型の企業で構成されてるためです。

割と安定的な増配が続いているのはヘルスケアセクターのVHTでしょうか。意外かもしれませんがハイテクセクターのVGTも2009以降は高い増配率となっています。

VDCの減配状況
(バンガード・生活必需品ETF)

XLPの減配状況
(ステート・ストリート 生活必需品ETF)

VHTの減配状況
(バンガード・米国ヘルスケア・セクターETF)

XLVの減配状況
(ステート・ストリート ヘルスケアセクターETF)

VCRの減配状況
(バンガード米国一般消費財サービスセクターETF)

XLYの減配状況
(ステート・ストリート 一般消費財ETF)

VGTの減配状況
(バンガード・米国情報技術セクターETF)

VAWの減配状況
(バンガード・米国素材セクターETF)

VDEの減配状況
(バンガード・米国エネルギーセクターETF)

XLEの減配状況
(ステート・ストリート エネルギーセクターETF)

VFHの減配状況
(バンガード米国金融セクターETF)

XLFの減配状況
(ステート・ストリート 金融セクターETF)

VISの減配状況
(バンガード米国資本財・サービスセクターETF)

VPUの減配状況
(バンガード米国公益事業セクターETF)