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【世界株式】海外ETFの減配状況【VT】

世界株式ETFであるVTの概要・過去の分配金の状況を解説します。

VTの概要、経費率、配当利回りなど

(2019年3月加筆・修正)
ファンド名は、バンガード・トータル・ワールド・ストックETF。その名の通り、全世界に分散して投資ができるETFです。

※2019年2月26日付けで経費率が0.10%⇒0.09%に改定されました。

設定日 2008年6月24日
運用会社 バンガード
上場取引所 NYSE Arca
ベンチマーク FTSE グローバル・オールキャップ・インデックス
経費率 0.09%
構成株式銘柄数 8,167銘柄
配当スケジュール 四半期
株価収益率(PER) 17.0倍
売買回転率 9.9%
設定来リターン 6.45%
配当利回り 2.54%

ベンチマークとされているFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスは全世界の大型、中型、小型株の市場パフォーマンスを測定し先進国や新興国市場を含む約47ヵ国の約8,000銘柄で構成されています。この銘柄数は、全世界の投資可能な市場時価総額の98%以上を占めています。

経費率は、2018年に入ってから0.11%から0.1%に改定され、もともと安かったものが、さらに減額されています。

配当利回りは、現時点で2.54%となっており配当金を目当てにするというより、米国を中心とした世界経済の成長に期待して、キャピタルゲインを目的にするETFになるでしょうか。

VTの50%以上は米国への投資

全世界となってはいますが、実際の国別割合で見てみると
2018年9月30日時点
アメリカ     54.9%
日本        8.1%
イギリス      5.5%
中国        3.0%
カナダ       3.0%
となっており、半分以上がアメリカへの投資になります。世界分散と言えど、米国市場の影響を多大に受ける割合です。

VTの上位構成銘柄・セクター別比率は

上位構成銘柄は、下記の様になっています。

VTの構成銘柄とセクター構成

上位10銘柄でちょうど10%を占める割合です。銘柄数が桁違いに多いので、1銘柄に対するウェイトはかなり少ないものとなっています。テクノロジー銘柄が上位を独占していますね。

VTは減配している

VTの配当推移

年度 配当金 増配率 増配額
2008年 $0.203
2009年 $0.662 226.11% $0.46
2010年 $0.918 38.67% $0.26
2011年 $1.018 10.89% $0.10
2012年 $1.139 11.89% $0.12
2013年 $1.222 7.29% $0.08
2014年 $1.464 19.80% $0.24
2015年 $1.414 -3.42% -$0.05
2016年 $1.456 2.97% $0.04
2017年 $1.565 7.49% $0.11
2018年 $1.659 6.01% $0.09

配当金の回数は、2011年まで年1回、2012年までが2回、2013年以降は年4回と変動してきているようです。年単位で減配となったのは 1度だけで減配率もわずか△3.42%と、配当金に関しては安定的に増配しています。

全世界に分散されているETFということで、私も投資を始める際、購入を検討していました。ただ、調べていくうちに過去のパフォーマンスを見ても米国に集中した方が、良いのではないかと考え私はVTIの方を購入し、現在も保有しています。

過去の成績を見るとVTIの方がパフォーマンスが良いですが、今後も同じように米国市場の方が良いパフォーマンスを残すかどうかは分かりません。中国の方が良くなるかもしれませんし、逆に米国のパフォーマンスが低下する可能性もあります。

約半分が米国株式とはいえ、国ごとの分散も効いているので保有に関する安心感は、高いのだろうと思います。私のような不勉強な者でも、VTの株価が下がったとしても「世界的に下落しているんだから」と納得して長期保有できるだろうと思います。

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