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【米国株高配当ファンド】ETFの減配状況【DHS】

米国株高配当ETFであるDHSの概要・過去の分配金の状況を解説します。

DHSの概要、経費率、配当利回りなど

(2019年1月加筆・修正)
ウィズダムツリー 米国株 高配当ファンドです。ウィズダムツリー社のETFですね。

社の説明によると、「米国株市場において配当利回りの高い企業に投資することを目的としています。本ファンドはWisdomTree ハイ・ディビデンド・インデックスのパフォーマンスに連動する投資アプローチを採用しています。」となっています。

設定日 2006年6月16日
運用会社 ウィズダムツリー
上場取引所 NYSE Arca
ベンチマーク ウィズダムツリー・ハイ・ディビデンド・インデックス
経費率 0.38%
構成株式銘柄数 438銘柄
配当スケジュール 毎月
設定来リターン 5.94%
配当利回り 3.75%

DHSはファンダメンタルズに基づき構成銘柄のウェイトが決まる

ウィズダムツリー・ハイ・ディビデンド・インデックスとは、一定の時価総額(200万ドル)を有している企業で、かつ1日の取引額が200,000ドル以上の銘柄の中で配当利回りが高い、上位30%の銘柄で構成されているものになります。

ウィズダムツリーのインデックスの特徴は、時価総額加重型(株価や時価総額で銘柄のウェイトが決まる)のETFが多い中、配当額や利益額などファンダメンタルズに基づき銘柄のウェイトを決めるという点です

時価総額加重型のインデックスの場合、時価総額の大きな銘柄の割合が大きくなり、時価総額が小さい銘柄の割合は少なくなります。つまり、株価の高い(割高な可能性の高い)銘柄の割合が大きくなってしまうという仕組みとなっています。

対して、ウィズダムツリーのインデックスは市場価格ではなく企業業績などのファンダメンタルズに基づき、リバランス等を行い割安株への投資をフォローしていく、というものになります。

DHSの上位構成銘柄は

DHSの組入上位銘柄は下記のようになっています。
(引用 ウィズダムツリー ホームページ

DHSの構成銘柄

銘柄は、私でも聞いたことのあるものばかりです。連続増配当記録が長い銘柄が、結構ありますね。上位10銘柄で、30%以上を占める割合になっています。

DHSのセクター別構成割合は

DHSのセクター構成割合

比較的バランス良くセクター分散されています。不動産セクターが2位となっていますね。上位銘柄に不動産銘柄はなかったように思いますが11位以下の銘柄に不動産セクターが多いということですかね。

分配金は、最初は年4回だったものが毎月分配になっているようです。う~ん、私はあまり毎月分配は好きではないです。PFFを持っているので、大きな声では言えないですが・・・

PFFの不満点 3つの不満と1つの気がかり

DHSは減配している

DHSの配当推移

年度 配当金 増配率 増配額
2007年 $2.081
2008年 $2.157 3.65% $0.08
2009年 $1.180 -45.29% -$0.98
2010年 $1.598 35.42% $0.42
2011年 $1.417 -11.33% -$0.18
2012年 $1.838 29.71% $0.42
2013年 $1.761 -4.19% -$0.08
2014年 $1.791 1.70% $0.03
2015年 $2.083 16.30% $0.29
2016年 $2.186 4.94% $0.10
2017年 $2.184 -0.09% $0.00
2018年 $2.446 12.00% $0.26

う~ん・・・年間集計だと2年~4年に1回のペースで減配になっているようです。あと、PFFもそうですが毎年12月の分配金が他の月と比べて、毎回多いようです。クリスマスプレゼントのようですね。2018年については、年間の配当金が二けた増益となりました。

毎月分配の金額も、結構変動があります。参考に2017年の分配金も載せておきます。

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上記のように、月ごとにバラつきがあり12月がもっとも配当金が多くなる傾向があります。毎月配当については、私はあまり好きではありませんが、好みの問題です。あと気になってくるのは経費率でしょうか。HDV・VYMが0.08%なので、この部分ではどうしても見劣りしてしまいますね。

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米国株・ETFへと投資する場合、SBI銀行・SBI証券を併用するとドル購入時の為替手数料が割安になります。詳しくはコチラをどうぞ。
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