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【米国好配当株式】ETFの減配状況【DVY】

米国好配当株式ETFであるDVYの概要・過去の分配金の状況を解説します。

DVYの概要、経費率、配当利回りなど

(2019年1月加筆・修正)
ファンド名は、iシェアーズ 好配当株式 ETFです。ブラックロック社のホームページにあるファンド概要によると「比較的高配当の米国株式で構成される指数と同等の投資成果を目指しています。」とあります。

構成銘柄の基準としては、
①継続的に配当を支払っている米国企業の株式
②過去5年間において配当支払いのある米国企業の株式100銘柄に投資
となっています。

設定日 2003年11月3日
運用会社 ブラックロック
上場取引所 ナスダック
ベンチマーク ダウ・ジョーンズU.S.セレクト・ディビデンド・インデックス
経費率 0.39%
構成株式銘柄数 98銘柄
配当スケジュール 四半期毎
株価収益率(PER) 16.91倍
設定来リターン 7.55%
配当利回り 3.27%

配当金利回りは、現在3.27%となっています。3%を超えているので、高配当に分類されてくるでしょう。好配当となっていますが。設定来のトータルリターンは7.55%です。

DVYの上位構成銘柄は

組入上位銘柄については、下記のようになっています。
(引用 ブラックロック社サイト

DVYの構成銘柄

公益事業が多いようです。私の不勉強のせいか、知らない銘柄が多いです。

DVYのセクター別割合は公益セクターが30%以上を占める

DVYの構成セクター

公益事業が約三分の一を占めて、かつ上位3業種で50%を超える割合で構成されています。結構偏っていますね。ちなみに、よくディフェンシブだと言われる業種である生活必需品は7.22%、ヘルスケア4.85%となっています。

公益セクターの特徴は

f:id:saku1228:20181021154421p:plain
(引用 SBI証券サイト)
セクターローテーションで見てみると、公益事業セクターの特徴はリセッション期(不況期)に良いパフォーマンスが期待できる、という特徴がありますので不況期に対する耐性があるETFになってくるでしょうか。

セクターごとの特徴はセクターローテーションを意識しよう で書いています。

DVYは減配している

DVYの配当推移

年度 配当金 増配率 増配額
2004年 $1.906
2005年 $1.850 -2.94% -$0.06
2006年 $2.225 20.27% $0.38
2007年 $2.366 6.34% $0.14
2008年 $2.419 2.24% $0.05
2009年 $1.661 -31.34% -$0.76
2010年 $1.703 2.53% $0.04
2011年 $1.848 8.51% $0.15
2012年 $2.121 14.77% $0.27
2013年 $2.186 3.06% $0.07
2014年 $2.406 10.06% $0.22
2015年 $2.590 7.65% $0.18
2016年 $2.695 4.05% $0.11
2017年 $2.956 9.68% $0.26
2018年 $3.197 8.15% $0.24

年間で集計すると、設定来で2年間減配になった年があるようです。設定来からの15年間で配当金の額は1.5倍となっており、配当金の増加ペースは少し緩めです。

どのETFをみても2009年は大体減配になっているのでリーマンショックがどれだけ影響があったのかが分かりますね。

業種が偏っている割には、分配金の推移としては安定しているように見えます。減配の可能性が少ないほうがいいですもんね。

ただ経費率が0.39%と、経費率の低い高配当ETFと比べると高い数字になっています。業種割合も結構入れ替わりがあるようで、過去には金融セクターが3位だったときもあるようです。

私としては、どの高配当ETFが長期的に見たらいいのか分からないので、目先の経費率がどうしても気になってしまいます。

他のETFの減配状況はコチラへ
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米国株・ETFへと投資する場合、SBI銀行・SBI証券を併用するとドル購入時の為替手数料が割安になります。詳しくはコチラをどうぞ。
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ETFではありませんが、BDCと呼ばれる業態で高配当な銘柄もあります。
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