SBI証券で外国株(米国株)へ投資するメリット
米国株へ投資するということ
株式市場は日本以外にもあり、もっとも大きな市場は米国市場です。日本市場の中でもトヨタやソニーなど世界的な企業がありますが、米国市場にはアマゾンを始めとした世界中で使われているサービス・商品を取扱っている企業が山のように存在しています。
世界で活動している企業へ投資するということは、1国へ投資するのではなく世界に分散投資していることにもなり、リスクの軽減にもつながります。
中でも、特に魅力的な部分は米国市場の成長力です。以下がダウ平均株価の推移です。
ちなみにこちらが日経平均の推移です。
投資方法によってどちらの市場で株式投資をした方がいいかは別れるところではありますが、市場自体が長期的に見て成長しているかどうか、ということは非常に重要です。
過去のチャートを見る限り、米国市場は右肩上がりのチャートとなっており、長期的に見れば保有している人すべての株式資産が増えているプラスサムの市場であることが分かります。これが米国市場へ投資するメリットであると言えます。
ほかにも、日本では株式を購入する場合100株からの取引となりますが、米国株の場合は1株から購入できるため、少額からの投資も可能です。
デメリットは何かというと、ひとつはドルでの投資となるため為替相場の影響を受けること、もうひとつは外国税が徴収されるため、日本株に比べて税負担が大きくなるということです。特に為替については、円安・円高でメリットにもデメリットにもなり、他国通貨を保有することで資産を分散している、と前向きに考えられる部分もあります。
他にも情報が得にくいとか、時差の関係で市場が開くのが深夜になる、など考えだすといくつも出てきますが、情報については外国企業のサイトにIRもありますし翻訳ソフトを使えば記事も読めますし本人のやる気でどうにでもなる部分だと思います。
SBI証券の外国株は
SBI証券の取扱い外国株式
世界9カ国の株式市場を取扱っている
米国株式を含め9カ国の株式を取扱っています。ほかADRで上場している銘柄もあるため、一部イギリス・インド・ブラジルなどの企業の株式も購入することができます。中でもベトナム株については、主要ネット証券会社ではSBI証券だけが取り扱っています。
買付手数料についてはこのようになってます。
手数料は主要ネット証券会社(楽天証券・マネックス証券)と同水準の低価格な料金体系となっています。また、手数料は下限・上限が国ごとに定められています。(米国株式の場合、下限5ドル・上限20ドル)
外国株式も特定口座に対応してるので、源泉徴収ありの口座を選択すると確定申告の必要もありません。
定期買付サービスはSBI証券だけ
現時点(2018年11月)で米国株式・ETFの定期買付ができるのはSBI証券だけです。米国株式へ投資する場合は、日本株と比べて買付手数料が高くなるので短期投資をすると手数料負けしてしまう可能性があります。
そうならないためにも、基本的には長期投資をおすすめしますが、そういった時に一度設定さえすれば手間のかからない定期買付機能は、長期投資と相性がいいです。
米国株の貸株サービスはSBI証券だけ
貸株とは、保有している株式を証券会社に貸し出すことで貸株金利を受け取ることができるサービスです。対象銘柄は1,000銘柄以上もあり、貸出中でも配当金も受け取れるし、いつでも売却可能なサービスです。
保有している銘柄を貸株することで、配当金をもらいながら貸株金利も受け取ることができます。金利については0.01%~2.00%のあいだでその時の需要などで定期的に見直されます。
住信SBIネット銀行を活用することで、為替手数料が削減
米国株式へ投資するには、SBI証券では円貨決済・外貨決済が選択できます。円貨決済の場合、日本円で米国株式を購入することができドル転の手間が省けます。その際、為替手数料が発生します。手数料は1米ドルあたり片道25銭となっており、これは主要ネット証券会社横並びの金額です。
ただ、SBI証券の場合は住信SBIネット銀行を開設し、銀行の方で米国ドルを購入してから外貨入出金サービスを使い、ドルをSBI証券に移すという手間をかけると手数料が1米ドルあたり片道4銭にすることが可能です。もちろん、SBI銀行でドルを購入・SBI証券へドルを移すという作業はすべてネットで完結できます。
為替手数料はドルを購入するたびに、常に負担しなければならない費用のため、ここが非常に安い手数料で済むSBI証券は、米国株式へ投資する際の大きなメリットになります。
まとめ
米国株式へ投資するうえで、証券会社を選ぶ際に優先するもの、というのは人によって様々です。手数料の金額・取扱銘柄数・サービスの内容など比較するところは色々ありますが、私は手数料等の費用がなるべく安い証券会社で運用することが大事だと思います。
中でも、住信SBIネット銀行と連動して為替手数料を抑えることのできるSBI証券は一番おすすめです。ネット証券会社の中でも最大手であり、他社がより良いサービスを新たに打ち出してきたとしても、その後、規模の力でさらに良いサービスを打ち出すことができるからです。
実際、他社が安い取引手数料のプランを発表すれば、SBI証券もプランを改定していますし、iDeCoの取扱い商品が他社と比べ劣る部分があったのですが「セレクトプラン」を発表し、他社に負けない良質な取扱い商品を扱うようになりました。
どの証券会社にも他社と比較すると特徴、メリット・デメリットがあります。その証券会社ごとのメリットをすべて享受しようとすると、各証券会社の口座を開設し使用することになってしまいます。
その方法は管理の面から考えても、手間がかかってしまうため特にこだわりがないのであれば、業界最大手のネット証券会社で口座を開設するほうが無難です。
SBI証券の口座開設方法についてはこちらをご覧ください。