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【VYM・VT・VWOなど】バンガードETFが経費率改定を発表!

私は米国のETFをメインに投資しています。ETFは保有後にも信託報酬等の経費が発生します。

保有している間はずっと発生しているものなので、経費率は低ければ低いほど投資家にとってはメリットとなります。

計11種類のETFが経費改定

先日バンガード社より、「2019年バンガードETFおよび米国籍投資信託の経費率改定のお知らせ」が発表されました。
バンガード-長期・分散・低コスト- 2019年バンガードETFおよび米国籍投資信託の経費率改定のお知らせ

シンボル 名称 改定後 改定前
VSS バンガード・FTSE・オールワールドスモールキャップETF 0.12% 0.13%
VEU バンガード・FTSE・オールワールドETF 0.09% 0.11%
VWO バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF 0.12% 0.14%
VGK バンガード・FTSE・ヨーロッパETF 0.09% 0.10%
VPL バンガード・FTSE・パシフィックETF 0.09% 0.10%
VXUS バンガード・トータル・インターナショナル・ストックETF 0.09% 0.11%
VT バンガード・トータル・ワールド・ストックETF 0.09% 0.10%
VYM バンガード・米国高配当株式ETF 0.06% 0.08%
VWOB バンガード・米ドル建て新興国政府債券ETF 0.30% 0.32%
BNDX バンガード・トータル・インターナショナル債券ETF 0.09% 0.11%
VWIVX バンガード・ウェルズリー・インカムファンド 0.23% 0.22%

11種類のETFが経費率を改定されました。その中でも唯一、VWINXについては経費率が0.22%から0.23%へと値上げとなっています。経費率の改定というと値下げのイメージがあったのですが、経費率が上がってしまうこともあるようです。

バンガードは毎年、銘柄は違ったりしますが経費率の改定を行っています。ETF投資家にとっては心強いですね。ETFの経費率が低下するということは、バンガード社の収入が減少するということです。経費率が低下することによってバンガードETFへ投資する人が増え、取り扱い資産高が増えていけば回収できるのでしょうけど、毎年改定して大丈夫なんですかね。

この中で私が保有しているETFはVYMのみです。バンガード社のETFは他にもVTIを保有していますが、今回の経費率の改定には含まれていませんでした。VYMの経費率は0.06%となっており、このままいくといずれは0.009%などという領域まで下がることもあるのでしょうか?

関連記事:【米国高配当】ETFの減配状況【VYM】

バンガードの過去の経費率改定は?

近年のバンガードETFの経費率の推移を調べてみました。銘柄はVYM・VTI・VT・VIGの推移です。

バンガードETFの経費率推移

  VYM VTI VT VIG
2019年 0.06% 0.04% 0.09% 0.08%
2018年 0.08% 0.04% 0.10% 0.08%
2017年 0.08% 0.04% 0.11% 0.08%
2016年 0.09% 0.05% 0.14% 0.09%
2015年 0.10% 0.05% 0.17% 0.10%

上記ETFの中でもVTの経費率の低下が目立っていますね。ちなみにVOOの経費率の推移はVTIと同じです。
関連記事:【米国市場株式】ETFの減配状況【VTI】

このことによって、楽天VTや楽天VYMといった投資信託の信託報酬も影響があると予想されます。
追記:引き下げされました。楽天バンガードファンド、運用管理費用の引き下げを発表!

私にとってはVYMの経費率の低下が一番うれしいですが、同じく保有している高配当株式ETFであるブラックロック社のHDVが今後どのように対応してくるのかが気になります。

経費率だけで投資するETFを決めることはナンセンスだと思いますが、自分が投資するのであれば少しでも低い経費率・信託報酬の商品に投資したいと思う気持ちは当然だと思います。相場がどうなっていくのかは誰にも分かりませんが、決定された経費率は確かな情報ですからね。

楽天VTなどの投資信託ではなく、直接VTやVYMなどのETFへと投資したい場合は、為替手数料が最も安くできるSBI証券がおすすめです。経費率と同様、為替手数料の低い方法を使うことも、自分で決められる確かな情報ですから。