私の米国株への投資方法は「毎月1回2000ドル分、評価額のもっとも少ない保有ETF(VTI・VYM・HDV)に対して買い増しする」という方法です。
株式投資を始めたばかりのころは、日本株にも投資していましたし、米国株の個別銘柄へも投資しました。日本株は手放しましたが米国株の個別銘柄はいまでも保有しています。
米国個別株は保有しているものの現時点ではETFの買い増ししか行うつもりはありません。短い経験ながらそれぞれ投資してみて自分が継続できると思える方法が定まってきました。
株式投資で損をしたくないから、それに尽きる
株式投資の投資方法にも様々な投資方法があります。チャートを駆使しデイトレードなどをする短期投資、長期的な株価の上昇を狙った中・長期投資、日本株であれば株主優待を狙った優待投資など、人によって投資方法はそれぞれ違います。
数ある投資方法の中で、私は高配当株(ETF)へ長期投資して、受け取った配当金を再投資するという投資方法を選択しました。理由は、「損をしたくないから 」最終的にマイナスになりたくないからです。
当たり前と思われるかもしれませんが、私は自分の投資に対する能力が高いとは思えません。そしてそう考えると投資法の選択肢は限られてきます。
なぜ長期投資なのか?
決断を適切に下せる力がないからです。それならば、超長期的に保有しても問題がなさそうな銘柄に投資をするべきだ、と考えるようになりました。反対に、銘柄を研究して判断を下せるようになるまで投資スキルを上げる、という選択肢もありますが、スキルが上がったところで完璧な判断ができるとは私には思えません。
経験から判断できることもあるとは思いますが、予想の話であって未来は誰にも分りませんし。売却を決断し保有銘柄を売却すれば、投資を続けるためには新たに投資する銘柄を決めなければならないし、決断するポイントが多くなってしまいます。
決断するポイントが多ければ多いほど、誤ってしまう可能性が高くなるのではないかと思います。私の場合だとトランプのババ抜きをしているような感覚になります。いつかジョーカーを引いてしまうような・・・。
実際引いています。
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(引用 yahoo finance)
上記はNYダウ平均株価のチャートです。米国市場は途中で株価が上下しているものの基本的には右肩上がりの市場となっています。チャートは過去であって未来を保証するものではありませんが、未来が分からない以上、過去に学んで勝つ確率の高いと思う投資方法を選択するしかありません。
過去を見る限り、米国市場であれば長期投資は報われる可能性が高いです。難しいですが、一番最初に適切な銘柄さえ選べば、銘柄で悩むこともなくなるし粛々と保有していれば、一時的に下落することはあっても、長期保有を続ければ報われるだろうと思っています。
日本から米国株へ投資した場合、為替リスクや外国税が徴収される問題も抱えることになりますが、それを差し引いても市場自体が右肩上がりという状況の方に魅力を感じます。
SBI証券であればSBI銀行を使うことによって為替手数料を格安に抑える方法があります。よろしかったらご覧ください。
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なぜ高配当株か
配当を得ることによって、売却を決断する気持ちを防ぐためです。株価が暴落したときに、心の拠り所となるからです。配当金は確定利益のため、税金が引かれてしまうというデメリットはありますが、一度手元に入るという事が精神衛生上、助けになります。というより、まだ短い投資期間ですが実際助けになっています。
高配当をもらい続けることが大事なので、減配可能性の少ない銘柄に投資することが重要となります。長期保有し続ける動機付けになるからです。また受け取った配当金は再投資を行うことで、より受け取れる配当金を増やすことができます。
含み益があれば、暴落時の支えになるという考えもありますが、私の場合は含み益があれば利確したい気持ちが強くなり、売却に至ってしまうと思います。長期投資を続けた結果、得られるであろうキャピタルゲインを早期に手放さないためにインカムゲインを重視していると言えるのかもしれません。
関連記事:資産が増えてからインカムゲイン重視に切り替えるという投資方法は難しいと思う
なぜETFなのか?
これも決断ポイントを減らすためです。長期投資を続けるにあたって適切な銘柄選びが重要です。ETFであれば、あらかじめ分散されているため銘柄を決める必要がなくなります。もちろんETFの種類もいろいろあるので、そこは選ぶ必要があります。私はVTI・HDV・VYM・PFFを選択しました。
株式投資を始める当初は個別銘柄を揃え、分散して投資することも考えていたので、一部個別銘柄を保有していますが、個別銘柄のリスクに対して買い増しするのか、手放すのかの決断を適切にできる自信が正直ありません。
それに、何十年もの長期保有を前提とした場合、いくつかの個別銘柄を保有したとして、それらの銘柄すべてが残っているのか?と考えてしまいます。米国株の中には配当貴族銘柄・配当王銘柄と何十年も増配を続けている企業がたくさんありますが、その陰で配当貴族・配当王銘柄でも減配となってしまった企業もあるはずです。
そう考えると、自分が超長期的に保有し続けられる銘柄をうまいこと選択し保有できるのだろうか、と思ってしまいます。
ただ、ETFは増配し続けているわけではないのでそこは注意が必要です。
関連記事:ETFの減配状況 まとめ
まとめ
損をしたくないという思いから、なるべく自分が間違った判断をおこさないようにするため、私は上記の投資方法を選択しています。もっとざっくり言うと、「悩みたくない」という事なのかな、と思います。
「悩む」ことで、投資家として成長することもあるとは思いますが、 わたしの場合だと成長する前に投資から撤退してしまいそうな気がしています。例えば米国市場全体が暴落した場合は、諦めもつきますが自分で選択した「個別銘柄」だけが暴落した場合、ものすごく後悔してしまいます。リスク許容度の問題です。
現時点では、この投資方法が自分に一番合っているのではないかと思っています。
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