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保有銘柄が減配となった時、高配当株投資家はどうしたらいいのか

高配当株への投資を続けている人が避けて通れないことが「保有銘柄が減配したらどうするか」という問題です。

幸い、私はまだそういった局面に遭遇してはいませんが、この先何十年と投資を続けていけばいずれ保有銘柄が減配となってしまうこともあると思います。あっ保有しているETFはすでに減配となっています。
参考記事:ETFの減配状況 まとめ

配当金 減配

高配当株が減配になるたびに他人事には思えない

配当金を重視した株式投資を行っている投資家にとって、一番の問題が保有銘柄が減配された時です。

銘柄を選ぶ際に、連続増配当の年数の多い配当貴族銘柄(25年以上増配し続けている銘柄)、配当王銘柄(50年以上増配を続けている銘柄)などから選択していたとしても減配にあう可能性はゼロではありません。

高配当銘柄が減配となったニュースなどを見るたびに、いつかは自分の保有銘柄も減配される時がくるんだろうな、と思っています。その時、減配となった銘柄をどうするべきなのか決めることができていません。

減配にも理由が色々あるはずです。業績の悪化からくる減配、M&Aで資金が少なくなったための一時的な減配、新たな成長分野への投資に資金を使うための減配などの理由が考えられます。

減配となった理由によって保有銘柄を手放すのか・保有継続するのかの判断を自分がきちんと出来るのか、正直あまり自身がありません。それであれば、減配となったら無条件で売却すると決めた方が悩まなくて済みます。

減配する可能性が低そうな銘柄を保有しているつもりですが、中でも私の保有銘柄で減配する可能性が高そうなものはロイヤルダッチシェル・フィリップモリスあたりになってきます。

どちらも過去に減配はないものの、2銘柄とも高い配当性向となっており増配を続けていればいつかは限界がきてしまうかもしれません。

減配になったとしても翌年には増配となることもあるでしょう。連続増配当年数や過去に減配していないという記録はなくなっても、その後増配が続いていくというケースもあるはずです。

そう考えるとケースバイケースとはいえ、何が正解に近いのか分からなくなってしまいます。

減配してもいいかと思える銘柄を選ぶ

これが一番悩まなくて済むのかなと思います。私はなるべく投資で悩みたくありません。投資に対してたくさんの時間を割きたくありません。資産を増やしたいとは思っていますが、投資にのめり込みたいとは思っていません。

関連記事:なぜ長期投資なのか?なぜ高配当株なのか?なぜETFなのか?

私にとって減配してもいいかと思える銘柄はETFです。いま保有しているVTI・VYM・HDVといったETFは、減配したとしても保有し続けるつもりです。

ETFが減配するということは、ETFの構成銘柄が減配となったことや銘柄の入れ替えによる配当利回りの低下などが一因であり、その構成銘柄に問題があるのであれば自分が売却しなくてもファンドの基準に合わなくなれば売却処理を行ってくれます。

実際、各ETFは過去には減配になっているのでETFに対して長期的な連続増配当は望んでいません。減配を挟んだとしても長期的に見て増配となっていれば問題ありません。ちなみにVYM・VTIの年間の配当金の推移はこのようになっています。

VYMの配当推移

関連記事:【米国高配当】ETFの減配状況【VYM】

VTIの配当推移

関連記事:【米国市場株式】ETFの減配状況【VTI】

減配しても長い目で見て増配傾向ならよしとする

各ETFの構成銘柄すべてが増配を続けるはずがないので、〇〇ショックなどが起こらなくても、たまたま構成割合の大きな銘柄が減配となれば今後も減配は起こるでしょう。それによってETFの株価も下がったりするかもしれません。

しかし、どちらのETFの配当金推移も今後も増えていくのだろうな、と思わせるには十分です。あくまでも過去を見る限りはですが。でも未来は分かりませんからね、なるべく予想とかしたくない、悩みたくない。

ただ、ETFよりも個別銘柄の方が配当利回りの高い銘柄は多いと思うので、選択肢の豊富さ・配当利回りの高さ、という点では個別銘柄へ投資した方がいいと思います。HDVもVYMも高配当ETFと言っても配当利回り3%前後ですからね。物足りなさを感じることもあると思います。

私自身も配当利回りに物足りなさを感じることもありますが、減配が起こった時のことを考えると、自分なりに安心できる銘柄を保有し続けたいと考えています。