米国株式は四半期配当の銘柄が多く、私の投資しているETFであるVTI・VYM・HDVも3月・6月・9月・12月の四半期配当です。私にとってはメインで投資している銘柄の配当月にあたるため、この時期はとても楽しみな時期です。
私は各ETFに対し、評価額の最も低いETFに毎月2,000ドルの買い増しを行っており、銘柄自体の増配と買い増しによる配当増を目指しています。もちろんキャピタルゲインも期待しています。
参考記事:なぜ長期投資なのか?なぜ高配当株なのか?なぜETFなのか?
先日、各ETFの配当金の「外国株式等配当金等のご案内(兼)支払通知書」が出そろったので配当金の確認をしてみました。
げ、減配している・・・
S&P500指数が高値を更新している中、3つのETFすべてが減配となってしまっていました。私は英語が読めないのでこういう時なぜ減配になったのかが分かりません。
構成銘柄の中で割合の大きな銘柄が減配にでもなったのでしょうか?それとも別の原因があるのでしょうか?
6月は順調にいけば月あたりの受取配当金が過去最高額を記録するはずでしたが、今年の3月に受け取った配当金の方が多い状況になっています。
以下に直近3年分の配当金の推移をまとめてみました。配当金の金額はyahoo financeで調べています。
VTIの直近の分配金
VTIの過去3年間の分配金はこのようになっています。
過去にも四半期単位で減配となっている時期はあります。直近の3年間で見ると大きな減配となっているのは2017年3月と今回の2019年6月です。
2018年3月期に減配してから1年ほど順調に増配が続いていましたが、今回の減配は30%ほどの下落率となっています。
前四半期から0.225ドルの減配、前年同月比で0.056ドルの減配となっています。
参考記事:【米国市場株式】ETFの減配状況【VTI】
VYMの直近の分配金
VYMの過去3年間の分配金はこのようになっています。
こちらも四半期ベースでの減配は割と頻繁に起こっています。2019年3月期に引き続き二四半期連続で分配金が減配されています。
前四半期から0.027ドルの減配、前年同月比で0.005ドルの減配となっています。
参考記事:【米国高配当】ETFの減配状況【VYM】
HDVの直近の分配金
HDVの過去3年間の分配金はこのようになっています。
もちろんHDVも四半期での減配は過去にもあります。
前四半期から0.072ドルの減配、前年同月比で0.046ドルの減配となっています。
参考記事:【米国高配当株】ETFの減配状況【HDV】
この3つのETFの中ではVTIの減配が最も大幅に下がっているようです。そして3銘柄とも前四半期から見ても前年同月で見ても減配している結果となっていました。
ETFは連続増配等銘柄ではない
米国全体に投資するVTIはともかく、VYMやHDVなど高配当ETFと呼ばれる銘柄は「高配当」という名前がついているため、増配が続いているような印象を受けますがそんなことはありません。
定期的に減配も発生しており、受け取ることのできる分配金が減ることもあります。
ただ、多くのETFは長期的に見れば減配を挟みながらも分配金は右肩上がりになっているものも多いです。
人によって違うと思いますが、分散されたETFへ投資している方は長期投資を好んでいる方の方が多いと思います。
現時点での配当利回りや買い付け時点での配当利回りも大切かもしれませんが、自分の投資しているETFの分配金が長期的に見てどうなっているかは知っておいた方がいいかもしれませんね。
こちらでETFの過去の分配金の推移をまとめています。
ETFの減配状況 まとめ