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楽天ポイントで投資信託購入は初心者にもおすすめ!6個のメリット・デメリットを紹介

私は2018年から楽天ポイントを使って投資信託を買い付けしています。最近ではSBIネオモバイル証券もTポイントで同じようなサービスを始めており、ポイント投資の選択肢が広がってきていますね。

ポイントでの投資信託の買い付けは、現金を使わないためある意味「ゼロ円」で投資ができると考えることもできます。

得られる楽天ポイントは毎月変動がありますが、今のところ毎月ポイント買い付けが出来ました。実際のポイント投資の記録を公開しながら、楽天ポイントでの投資についてメリット・デメリットなどを解説します。

【2020年2月10日 2月のポイント投資を反映】

ポイント投資信託買付

毎月何ポイントを楽天ポイント投資に使っているのか?

楽天証券の取引履歴を確認したところ、以下のように投資していました。

購入月 銘柄 使用ポイント 現金投資
2018年9月 楽天VTI 1,000  
2018年10月 ニッセイ外国株式 1,000  
2018年11月 ニッセイ外国株式 1,300 1,000円
2018年12月 ニッセイ外国株式 1,493 1,000円
2019年1月 ニッセイ外国株式 2,640 1,000円
2019年2月 ニッセイ外国株式 5,000 1,000円
2019年3月 ニッセイ外国株式 2,214 1,000円
2019年4月 ニッセイ外国株式 2,707 1,000円
2019年5月 ニッセイ外国株式 4,942 1,000円
2019年6月 ニッセイ外国株式 850  
2019年7月 ニッセイ外国株式 4,000  
2019年8月 ニッセイ外国株式 10,558  
2019年9月 ニッセイ外国株式 635  
2019年10月 ニッセイ外国株式 547  
2019年11月 ニッセイ外国株式 704  
2019年12月 ニッセイ外国株式 3356  
2020年1月 ニッセイ外国株式 3352  
2020年2月 ニッセイ外国株式 510  
合計 53,808円

2019年5月まで設定を間違えており、ポイント買い付けと別で毎月1,000円現金で定期買い付けが設定されていることに気づきました・・・。何で今まで気づかなかったんだろう。

楽天ポイントでの投資信託購入を始めてから1年以上、毎月購入を継続することが出来ています。獲得できる楽天ポイントは毎月違うので使用するポイントは各月で大きく変動していますけど。

2019年8月には過去最高額の1万ポイントを超える楽天ポイントを投資に使っています。これは当時、楽天市場でドラム型洗濯機を購入した時のポイントが入ったからです。

購入するにあたっては価格を追いかけすぎて、辛い目にも合いました。投資にも通ずるところがあると思います。

www.maaikkana.com

合計投資額の53,808円の内、楽天ポイントでの投資額は46,808ポイント、現金での投資は7,000円となっています。

現時点での投資信託の評価額はこのようになっています。

投資信託の評価額

現在の2つの投資信託を合わせたトータルリターンは+8,550円です。相場が好調なこともあり、10%以上の含み益が出ています。

今後はポイントのみの買い付けになります。ポイントでの投資信託の買い付けは月初めの任意の時期に手動で買い付けしています。楽天市場のSPUの条件が「月1回500円以上のポイント投資」となっているため、最低でもその条件は満たすように考えています。

参考記事:【楽天経済圏】スーパーポイントアッププログラム(SPU)が条件変更!私たちはどこまでついてくべきか?

楽天ポイントで投資信託を購入するメリット

ポイントでの投資信託の買付となるため、原資がいらない!

購入するための原資は「楽天ポイント」となるため、現金を一切使わず資産運用を行うことが可能です。

もし、損を出してしまったとしてもその元が「楽天ポイント」であると考えると余裕を持って資産運用を行うことが出来ます。

消費にしか使うことのできなかったポイントを消費以外のこと、資産運用に使えるということはとても大きなメリットです。

500円以上のポイント投資でSPUの倍率が+1倍となる

毎月500円以上のポイントで投資信託を買い付けることで楽天市場内でのポイント倍率が+1倍されます。500円以上の要件はポイントとお金を合算して500円以上となっているので簡単に達成することが出来ます。

楽天ポイントでの投資を行う場合、ポイントを貯めるために各種楽天サービスを使う「楽天経済圏」に入る方が効率がいいため、SPUのポイント倍率を上げることは有利に働きます。

event.rakuten.co.jp

楽天ポイントで投資信託購入後にすぐ売却することで現金化できる

あまりオススメはできませんが、投資信託買付け後に売却することである意味ポイントを現金化することが可能です。

ポイントを現金化する方法は他にも楽天ポイントでギフトカードや商品券を購入し、転売する方法などもあります。

ご利用は計画的に・・・

楽天ポイントで投資信託を購入するデメリット

楽天ポイントで購入できるのは投資信託のみ

楽天ポイントで投資できる商品は投資信託のみとなります。トヨタやソフトバンクなどの個別銘柄に投資することは出来ません。

投資初心者の方にとっては対象が限定されるということはメリットにもデメリットにもなるのではないでしょうか。

個人的には米国市場を対象とした商品や全世界を対象とした投資信託がおすすめです!

※追記 2019年10月28日から国内株式へのポイント投資が可能となりました。
ポイントで株投資はじまる!(10月28日から) | 楽天証券

ポイントで投資信託を買えるのは「楽天スーパーポイント・楽天証券ポイント」のみ

投資信託の購入に使用できるポイントは上記のポイントだけとなります。つまり、期間限定の楽天ポイントは使用することが出来ません。

楽天ポイントを貯めていくと普通は通常の楽天ポイントよりも期間限定の楽天ポイントの方が貯まりやすいです。投資に使えないのは残念ですが、楽天市場の買い物や楽天モバイルでの支払い、または加盟店などで消化することができます。

我が家では外食等のプチ贅沢に期間限定ポイントを使っています

投資になるので投資したポイントを損失するリスクがある

楽天ポイントでの投資に限りませんが、一応デメリットに挙げておきます。現金で投資した場合でもポイントで投資した場合でも資産運用には損失のリスクがあります。

下記で説明しますがどれだけ優良な投資信託を選んだとしても、株式市場の動向によっては損失が避けられないこともあります。きちんと商品を選んだうえで投資すれば長期的に見て資産が増加することは期待できますが、短期的に見れば損失となることもあります。

メリット・デメリットまとめ

メリット

元手がかからない

SPUの倍率がUPする

売却することで現金化できる

デメリット

選択できる商品は投資信託のみ(個別株式も可能となりました)

期間限定ポイントは使えない

投資なのでリスクがある

楽天ポイントでの投資を実際やって感じた点

メリット・デメリットではありませんが、ポイント投資を始めてから感じたことを挙げていきます。

ポイントを得るために情報を集めるようになり節約にもつながる

楽天ポイントでの投資を始めることで、楽天ポイントを貯めることに意識が向かうようになります。私の場合で言えば、ドコモから楽天モバイルに乗り換えることで通信費を下げながら楽天ポイントを貯めやすい状況に持っていくことが出来ました。

何か買い物をする時にも「ポイントがもらえる購入方法はないかな?」と一旦考えるようになったことで、無駄な買い物も減りますし購入方法の選択肢を探すクセがつきました。

衝動買いはホント減ったと思う

良い投資信託を探したりするので投資に対する知識が深まる

投資をする以上、損はしたくないので投資する商品を調べるようになります。投資信託以外に国内株式への投資も可能となったことで選択肢が増えるので、少し大変かもしれません。

しかし、最低限の投資の知識は今後日本で生きていくためには必須になってくるでしょう。身銭ならぬ身ポイントを切って投資することで真剣に調べるようになります。

高い手数料の投資信託など悪質な商品に引っかからないようになりますよ!

大きな金額で投資するわけではないので、大きなリターンを期待するものではない

楽天ポイントを稼ぐにも限界があります。私の投資記録を見てもらったら分かると思いますが月によって数百ポイント~数千ポイントの投資です。

投資は元手に対して〇%の利益が得られるようなものです。例えば10%の利益であれば、元手が1万円なら1,000円、100万円なら10万円です。

投資する商品にもよりますが元手となるポイントが少ないため、驚くような利益を出すことは難しいです。期待しすぎるとガッカリするかもしれませんね。

実際やって感じたこと

大きく儲けるためにではなく、投資を気軽に始められることで知識が得られることの方がメリットである

どうやって楽天ポイントを稼いでいるか?

メインは支払いに対して付与されるポイント

毎月入ってくる楽天ポイントの原資は、主に楽天カードで引落しされる支払いです。生命保険・入院保険・通信費等の固定費を楽天カードで支払うことによって得られるポイントです。

ほか単発的に楽天市場での買い物で獲得するポイント、もうポイントシステムが改悪されてしまいましたが楽天証券で投資信託の毎日買付でポイントを得ていました。
参考記事:【楽天ポイント生活を続けた末路】楽天証券⇒楽天銀行で投資信託買い付けによるポイント獲得ルートが改悪

上記のウラ技が使えなくなったため、今後獲得できる楽天ポイントは減少していくと思います。楽天カードの引落し分だけで稼げる楽天ポイントはせいぜい200~300ポイントですから。

まぁ、あくまでも普通に暮らしていて貯めることのできた楽天ポイントでポイント投資したいですからね。ポイント投資をしたいがためにムリヤリ楽天ポイントを稼ぐようでは本末転倒ですしね。

獲得できる楽天ポイントの減少に合わせて、ポイント投資のペースも落ちていくと思われます。これはこれでしょうがないです。

それでも楽天ポイント投資をやめない理由は

理由のひとつは楽天市場のSPUの倍率を上げるために500ポイント以上のポイント投資が条件になっているためです。

もうひとつは、ポイント投資という「ある意味で元手のかからない投資」を行うことで投資している投資信託の評価額が下がってきた時に動揺して手放してしまう可能性が下がるのかなと期待しています。

「ある意味ゼロ円投資」ですからね。最悪なくなったとしても、その元本は現金ではなく楽天ポイントです。現金で投資した時と比べ、精神的な余裕が大きいのかな、と。

なぜ、楽天ポイント投資に関わらず投資信託を手放してはいけないのか?

長期的に保有していれば含み益が増加していく可能性が高いから

例えば、私がポイント投資している「ニッセイ外国株式インデックスファンド」のベンチマークである「MSCIコクサイ・インデックス」の過去のパフォーマンスはこのようになっています。

MSCIコクサイ・インデックスの過去推移

このパフォーマンス推移を見てどう思いますか?「波が激しいな~」「ものすごく下がっているときがあるじゃないか」ですか?私は「長期的に保有していれば利益が出るし、損をする可能性は低いだろうな」と思います。

長期的に保有するためには、上記のような相場の波を乗り越えて保有を続ける必要があります。ずっと右肩上がりの相場は存在しませんし、相場とは上昇と下落が繰り返されるものです。

長い目で見れば増えていくと頭の中では分かっていても、大きく下落した時に心が持たないケースもありえます。

自分がもし下落時期に遭遇した時に、保有している投資信託の元手がポイントだった場合、気軽に保有できると思いませんか?「まぁ、いっか。ポイントだし」って。

投資経験が少ない人に楽天ポイント投資は向いていると思う

ということで、ポイントでの投資は投資経験の少ない人が始めるのに向いていると思います。

年金の2000万円問題をきっかけとして、資産運用について考える人も多いと思います。ネット証券であれば、簡単に始められる証券会社も多いですし、ウェルスナビなどのロボアドもあり、気軽に投資できるアプリも出てきています。

選択肢のひとつとして「ある意味ゼロ円投資である」ポイント投資も考えてみてはいかがでしょうか?

楽天ポイントで投資信託を始めるやり方は

楽天ポイントでポイント投資する場合は楽天証券 の口座開設が必要です。ポイントを保有しているだけでは投資信託の購入は出来ないので気を付けてください。

口座開設の手続きには時間がかかるので、早めに手続きするのがおすすめです。また、その際非課税メリットのあるNISA口座もついでに開設しておいたほうがいいですよ。

あとから開設すると2度手間になってしまうからです。NISA口座は作っても必要なければ使わなければよいだけです。

ちなみに私はメインの証券口座でSBI証券を使っています。