楽天証券で投資信託を買い付けする時に楽天銀行の「自動入金」を利用し、投資信託を買い付けるごとに楽天ポイントを獲得する、という方法があります。
これは楽天銀行の「ハッピープログラム」というサービスなのですが、2019年6月26日よりポイント獲得に大幅な制限がかかることになりました。
これにより、この方法でポイントを獲得していた人たちは大きな影響を受けることになります。元々裏ワザ的な要素があった方法ですが、こんなずる賢い方法を使っている人はいたのでしょうか?
ええ・・・ワタシです。
どういった方法で楽天ポイント運用していたのか?
簡単にいうと、楽天銀行の「ハッピープログラム」にある楽天証券への自動入金があれば1件に対して楽天ポイントを1ポイント獲得できるという仕組みを利用したものです。
一日に15件までが対象となるため、投資信託を毎日100円で15種類買い付けすれば毎日15ポイント獲得することができました。
また、毎日15件の取引をすることによって「ハッピープログラム」での会員ランクが上がり、1件につき1ポイントが、1件につき3ポイントと3倍になる錬金術のような仕組みとなっていました。
(転載 ハッピープログラム対象のサービス|ハッピープログラム|楽天銀行)
最大で毎日15件x3ポイント=45ポイントを獲得できるということです。毎日買い付け設定をすることによって、その月の営業日x45ポイントが獲得できるので毎月800~900ポイントを獲得することが出来ていました。
また、楽天ポイントを安定的に獲得する副次的効果として、「ハッピープログラム」でのランクアップと楽天ポイントクラブでのランクアップが容易になるというものもありました。
改定内容は
(転載 ハッピープログラムの対象、取引件数のカウント条件および、ポイントの獲得条件変更 に関するお知らせ | 2019年6月13日 | お知らせ | 楽天銀行)
1日にどれだけ取引があっても1件と見なし、月間で3件までとなります。つまり、今まで通りの方法を続けても、一月に3件分のポイントしか得られないということです。
3件ですので、ランクが低ければ3ポイント、上位ランクをキープしていれば9ポイントがこの方法で一月に得られるポイントの上限になります。
改悪前は、100円で投資信託を買い付けることによって3ポイント。つまりポイントでの還元ですが3%の利回りが見込める方法でした。もともと投資信託を買い付ける予定の人からしたらかなり魅力的な内容でした。
15種類の投資信託が必要なため、本当はいらない投信も選ばなければならないことがネックではありましたが・・・。
代替案としては楽天カードクレジット決済での投信積立をすれば、毎月の積立額の1%分のポイントが獲得できます。
楽天ポイント生活を続けた末路とは
私は上記制度を根幹として、各種楽天のサービスを利用していました。今後どのような影響が考えられるかというと
安定的な楽天ポイントの供給源がなくなるため、ポイントでの投資信託買い付けが難しくなる
今まで、この方法だけでも少なくとも毎月800ポイントは稼げていました。これにクレジットカード支払いによって得ることのできるポイントを足して、毎月楽天ポイントで投資信託を購入していました。
クレジットカードの使用もそれほど大きいわけではないので、今後は毎月の買い付けは困難になると思われます。
参考記事:【楽天ポイント生活】楽天ポイントで無料で投資信託を買い始めた結果
楽天ポイントクラブのランクの維持が困難になり、楽天モバイルの通信費が増える
楽天ポイントクラブのランクが「ダイヤモンドランク」の場合、楽天モバイルの通信費が月500円割引されます。
安定的にポイントを稼げなくなるため、このランクの維持が難しくなります。ランクが下がると、当然この割引はなくなります。
さらに値上がりしても2年契約のため、解約すると解約手数料が発生してしまいます。料金の安い他社に移行するのも躊躇してしまいます。
楽天ETCカードが無料でなくなる
楽天ETCカードも楽天ポイントクラブのランクに応じて年会費500円(税抜)が無料・有料となるため、ランクが維持できなければ有料となってしまいます。
「ハッピープログラム」のランクの維持も難しくなり、ATM手数料の無料回数が減る
楽天ポイント生活の末路まとめ
いつかはなくなるのだろうと思っていましたが、改悪されるのが想像以上に早かったです。私の場合、この方法を始めてから半年で終わってしまいました。
ネットでこの情報を見つけたときは「錬金術や!」と興奮したのですが、こんな結果になってしまいました。
ポイントを獲得するためにムリヤリ毎日買っていた15種類の投資信託・・・どうしよ。
こんな方法がなければ今頃はeMAXIS Slim 先進国株式だけを買っていたはずなのに・・・。む、無念です。