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【米国高配当株式】ETFの減配状況【SDY】

高配当株式ETFであるSDYの概要・過去の分配金の状況を解説します。

SDYの概要、経費率、配当利回りなど

(2019年1月加筆・修正)
ファンド名は、SPDR S&P 米国高配当株式ETFですね。特徴としては、高配当株式ETFとなっていますが20年以上連続して増配している企業の中から高配当な銘柄を集めたETFです。20年以上連続して増配を続けている銘柄を選別しているということで、成長性と高配当性の両方の特性を持つ銘柄を含めるという意図があります。

以前書いたVIGは、10年以上でしたから20年以上増配を続けている銘柄でETFが設定できるのは米国ならではですかね。日本だったら、たしか花王が20年超えていたと思いますが数える程度の銘柄数しかありません。
参考記事:【米国増配株式】ETFの減配状況【VIG】

設定日 2005年11月8日
運用会社 ステート・ストリート
上場取引所 NYSE Arca
ベンチマーク S&Pハイ・イールド・ディビデンド・アリストクラッツ指数
経費率 0.35%
構成株式銘柄数 111銘柄
配当スケジュール 四半期毎
株価収益率(PER) 16.61倍
設定来リターン 8.27%
配当利回り 2.73%

設定来のトータルリターンは8.27%となっています。設定日が2005年ですので、リーマンショックでの落ち込みを含めてのこのリターンとなります。

SDYの上位構成銘柄は

上位組入れ銘柄は以下のとおりです。

SDYの構成銘柄ステート・ストリート社ホームページより)

上位10銘柄で20%を切るくらいの割合ですね。全組入れ銘柄数は、2019年1月時点で111銘柄です。

SDYの業種別構成比率は

SDYの業種別構成(ステート・ストリート社ホームページより)

業種としては、1位が金融セクター、2位が資本財セクター、3位が生活必需品セクターとなっています。いくつか聞いたことのない企業があります。上位1位のAT&Tは皆さんご存知だと思います。2位のリアルティ・インカムと4位のナショナル・リテール・プロパティーズは主に商業用不動産を扱っている不動産投資信託会社です。金融セクターに属する銘柄になります。

SDYは減配している

SDYの配当推移

年度 配当金 増配率 増配額
2006年 $1.770
2007年 $2.768 56.38% $1.00
2008年 $2.206 -20.30% -$0.56
2009年 $1.732 -21.49% -$0.47
2010年 $1.742 0.58% $0.01
2011年 $1.738 -0.23% $0.00
2012年 $1.909 9.84% $0.17
2013年 $2.404 25.93% $0.50
2014年 $3.230 34.36% $0.83
2015年 $4.000 23.84% $0.77
2016年 $2.049 -48.78% -$1.95
2017年 $4.428 116.11% $2.38
2018年 $2.442 -44.85% -$1.99

20年以上連続増配のETFにしては、配当金の増減がかなり激しいですね。2016年については、ほぼ半分に減配されているようです。ただ、その翌年の2017年には倍増しています。直近の2018年は大幅な減配となりました。12月にでる配当金が年によっては、ほかの月と比べて倍以上の金額となることがあり、2018年についてはそれがありませんでした。

うーん・・・良く分からないのですが、20年以上増配している銘柄を集めたETFが減配するということは、その中の多くの銘柄が減配したからETFの分配金も減配になったってことなのかな?

イメージ的に減配の可能性って少なそうな気がしていたのですが、そうでもないようです。構成銘柄の減配に関係なく、そのファンドが増配・減配を決めるんですかね?

ネックとしては、経費率が0.35%とほかの増配等・高配当系ETFと比べるとやや高いことですかね。

個別銘柄では、配当貴族・配当王と数十年と増配を続けている企業がたくさんあるのに増配し続けているETFは中々ないものですね。

他のETFの減配状況はコチラへ
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米国株・ETFへと投資する場合、SBI銀行・SBI証券を併用するとドル購入時の為替手数料が割安になります。詳しくはコチラをどうぞ。
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ETFではありませんが、BDCと呼ばれる業態で高配当な銘柄もあります。
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