外国株式で高配当を重視する場合、ETFの中から選択しようとするとPFF(iシェアーズ米国優先株式ETF)が候補に挙がってくると思います。ETFにこだわらない場合はARCCへ投資するという方法もアリなのではないかと思います。
PFFとARCC(エイリス・キャピタル)
私は少額ですが、PFFに投資しています。当時は、ARCCのことを知らなかったのでポートフォリオの配当利回りをアップさせたくてPFFの購入を決めました。
でもこの時、ARCCを知っていたらこっちを買っていたんじゃないかな、と思います。ARCCの業態、配当金推移は先日記事にしました。
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ARCCのメリットは、やはり9%を超える高配当株ということが挙げられます。やっぱり、5%(PFF)と9%(ARCC)では配当金再投資するにしてもスピードが変わってきますし、受け取るだけにしても元が取れるまでにかかる年数も倍近く変わってきます。
私の場合だと、PFFを保有したのは資産が少ない時期に配当再投資するにしても、配当金の額が少ないので少しでも利回りをアップさせたい、という理由で一時的に保有するつもりで買いました。でも、いざ保有してみるといろいろ不満もあり利回り5%という数字を微妙に感じています。(微妙に感じ、買い増しは控えています)
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PFFとARCCの配当推移は
同じETFのVTIやHDV・VYMは、今のところ超長期的に持ち続けるつもりですが、PFFに関しては保有資産が増え、受け取れる配当金が大きくなってきたら手放すつもりです。一生涯、保有するにはリスクリターンが合わない気がしますし。なら、より利回りの良いARCCの方がいいんじゃない?と思います。
また、配当金についてもARCCは近年は横ばいに対してPFFは減配傾向となっています。株価の変動で配当利回りは変わってきますが、配当金そのものが減ってきているということは、深刻な問題じゃないでしょうか・・・。
PFFとARCCの株価の推移は
株価の推移もPFFに近いものがあるように思えます。下表の通りです。
(yahoo financeよりデータ取り込み、期間はPFFに合わせてあります)
ちなみにどちらの銘柄もリーマンショックは経験しておりその後、回復しています。当時はどちらも半値以下と激下げしていますが・・・
分散リスクについては、PFFはETFなので幅広い分散ができているのに対し、ARCCはあくまでも一銘柄であり、ARCCが幅広い企業に分散して融資などを行っているだけなので、投資家から見れば一企業の株を買うだけ、といったことになります。
ただ、分散は自分のポートフォリオ上ですればいいのかな、と考えれるので、10%をPFFにしているのなら、その10%をARCCに変えてもいいんじゃないか、と思います。もちろん、PFFとARCCでは優先株の集合体を買うのかBDCの一企業を買うのか、ということなのでそもそも比較するものでもないのかもしれませんけど。
ただ、過去の配当金の推移や、株価の推移については似ている部分があるんじゃないかと思います。あくまでも過去のデータでの話なので、未来は分かりませんが・・・
SBI証券では取扱いがない・・・
ただ、このARCC・・・私が口座を開いているSBI証券では取り扱いがありません。楽天証券・マネックス証券は取り扱っています。
ぜひ、ご協力をお願いします。
ほか、ETFの減配状況などこちらにまとめています。
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