高配当株式ETFでSPYDという銘柄があります。2015年に設定されたまだ新しいETFですが、高い分配利回りが魅力のETFです。
最近、個別銘柄を売却するかを悩んでいたのですが、もし売却したとしたら代わりにSPYDを組み入れようかと考えていました。
参考記事:【投資手法の変更には苦痛を伴う】個別銘柄を手放してETFに1本化すべきかどうか
これ以上高配当系ETFに偏ってもいいのだろうか?
SPYDを組み入れるにあたって、どの程度の割合で組み込むのかという悩みがあります。
現時点で私が保有しているETFはVTI・VYM・HDVとわずかにPFFがあります。個別銘柄を手放したとして、一番分かりやすい保有割合はVTI・VYM・HDV・SPYDを25%ずつ保有するという割合です。
「毎月評価額の1番少ない銘柄を買い増しする」というルールで投資をしているので均等割合にした方が今後の買い増しも分かりやすいです。
しかし、そうなると高配当系ETFが占める割合は75%まで高まることになります。
こちらが直近の銘柄構成です。
まぁ、今保有している個別銘柄も基本的には高配当銘柄なので高配当な個別銘柄が高配当なETFに入れ替わるだけかもしれません。
SPYDの上位構成セクターである不動産セクターがどうなのか?
SPYDの上位セクターは「不動産セクター」です。米国REITが組み込まれているのですが、米国REITがこれから訪れる景気後退期に対して株式と比べどう動くのかが私にはイマイチ分かりません。
直近では不動産セクターは20%を超えています。
【S&P500高配当株式ETF】SPYDの減配状況、株価や配当利回りを解説
米国のREITで構成されたETFであるIYRのチャートを見てみると
2008年9月から2009年3月の間に約70%ほど株価が下落しています。これは同じ時期のVTIの下落率を超えています。大規模な金融危機に陥ると株式より影響が大きいようです。
ただ、大規模な金融危機ではなく緩やかな経済成長率の減退であれば株式よりもリターンが見込めるようです。
(マネックス証券より)
上記株価チャートのIYRと違い、SPYDは不動産セクターが20%で他のセクターも含んでいるため、実際の株価の動きは全然違うものになると思います。景気後退期に強いとされている「公共セクター」の割合も多いですしね。
大暴落が起こったとしてもIYRほど下落はしないのかもしれませんね。う~ん、若いETFなので2009年あたりのチャートがないのがツライですね。
それでも配当利回り4%超は魅力的
現在のSPYDの利回りは4.4%を超えています。この利回りはVYMやHDVでは望みにくい数字です。NISAで保有できれば税引きで4%、特定口座で保有したとしても税引き3%以上をキープできます。
ETFで4%を超えるものは中々ないですしね、他にも高配当ETFとしては私も保有しているPFFも利回り5%程度ありますが、あまり好きではありません。保有しておいて言うのもなんですが・・・。
まぁ、SPYDを保有することになったとしても、その原資は保有している個別銘柄を売却してできた資金になります。
まず、個別銘柄を売却するかどうかも決めたわけじゃないので、売らなかったらSPYDに手を出すこともないでしょうし、架空の架空みたいな話になっちゃいますね。
ただ・・・欲しいッス。
こんなこと考えているより、日々の入金力を高める方法で頭を悩ました方がいいのかもしれませんね。高配当とはいえ、ETFですから市場平均と比べてビックリするほどのリターンがあるわけでもないでしょうし。
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