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【新興国市場】海外ETFの減配状況【VWO】

新興国市場ETFであるVWOの概要・過去の分配金の状況を解説します。

VWOの概要、経費率、配当利回りなど

(2019年3月加筆・修正)
名称は、バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETFです。全世界の新興国企業を対象としたインデックスを対象としたETFです。新興国ということで、成長力も期待されますがリスクも大きくボラリティが大きいので、国の分散・企業の分散ができるETFは新興国への投資にはピッタリかもしれません。

※2019年2月26日付けで経費率が0.14%⇒0.12%に改定されました。

設定日 2005年3月4日
運用会社 バンガード
上場取引所 NYSE Arca
ベンチマーク FTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ(含む中国A株)・インデックス
経費率 0.12%
構成株式銘柄数 4,634銘柄
配当スケジュール 四半期
株価収益率(PER) 13.1倍
売買回転率 6.0%
設定来リターン 6.23%
配当利回り 2.87%

VTIなどと組み合わせてポートフォリオを組み全世界にバランスよく、投資を分散している方も多いと思います。

VWOの投資国割合は中国がトップ

投資先の新興国については、このような配分になっています。

VWOの国別投資比率      (引用 バンガードジャパン)

中国1国で3分の1を占めています。こうやって見てみると、中国もそうですがブラジルや南アフリカなど、なかなか単体で投資するには、ハードルが高そうな国が多いですね。

VWOの上位構成銘柄は中国企業が中心、セクター別割合は金融がトップ

上位10銘柄は下記の通りです。

VWOの構成銘柄とセクター構成

テンセント、アリババなど中国企業が多いですね。チャイナモバイルも聞いたことがあります。他にもChinaがついている企業が多いですね。10銘柄中半分以上が中国企業になっています。主要セクターについては、金融・テクノロジーと景気の影響が大きそうなセクターがメインとなっています。

VWOは減配している

VWOの配当推移

年度 配当金 増配率 増配額
2005年 $0.538
2006年 $0.669 24.35% $0.131
2007年 $0.984 47.09% $0.315
2008年 $1.178 19.72% $0.194
2009年 $0.545 -53.74% -$0.633
2010年 $0.815 49.54% $0.270
2011年 $0.906 11.17% $0.091
2012年 $0.975 7.62% $0.069
2013年 $1.125 15.38% $0.150
2014年 $1.143 1.60% $0.018
2015年 $1.066 -6.74% -$0.077
2016年 $0.900 -15.57% -$0.166
2017年 $1.058 17.56% $0.158
2018年 $1.098 3.78% $0.040

減配を何度かしていて、2008年の配当金が過去最高額になっているようです。配当金に関しては、あまり増配が続いていくイメージが沸かないですね。株価に関しても、リーマンショック前の株価を超えられていません。

新興国への投資ということなので、配当金を期待するというより高い成長力を期待してキャピタルゲインを狙うようなETFになるのでしょうか。

私のポートフォリオは、ほぼ米国集中となってるので、分散のためにも少しはVWOを保有した方が、いいような気がしないでもないのですが、どうなんでしょう。

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