新興国市場ETFであるVWOの概要・過去の分配金の状況を解説します。
VWOの概要、経費率、配当利回りなど
(2019年3月加筆・修正)
名称は、バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETFです。全世界の新興国企業を対象としたインデックスを対象としたETFです。新興国ということで、成長力も期待されますがリスクも大きくボラリティが大きいので、国の分散・企業の分散ができるETFは新興国への投資にはピッタリかもしれません。
※2019年2月26日付けで経費率が0.14%⇒0.12%に改定されました。
VTIなどと組み合わせてポートフォリオを組み全世界にバランスよく、投資を分散している方も多いと思います。
VWOの投資国割合は中国がトップ
投資先の新興国については、このような配分になっています。
(引用 バンガードジャパン)
中国1国で3分の1を占めています。こうやって見てみると、中国もそうですがブラジルや南アフリカなど、なかなか単体で投資するには、ハードルが高そうな国が多いですね。
VWOの上位構成銘柄は中国企業が中心、セクター別割合は金融がトップ
上位10銘柄は下記の通りです。
テンセント、アリババなど中国企業が多いですね。チャイナモバイルも聞いたことがあります。他にもChinaがついている企業が多いですね。10銘柄中半分以上が中国企業になっています。主要セクターについては、金融・テクノロジーと景気の影響が大きそうなセクターがメインとなっています。
VWOは減配している
減配を何度かしていて、2008年の配当金が過去最高額になっているようです。配当金に関しては、あまり増配が続いていくイメージが沸かないですね。株価に関しても、リーマンショック前の株価を超えられていません。
新興国への投資ということなので、配当金を期待するというより高い成長力を期待してキャピタルゲインを狙うようなETFになるのでしょうか。
私のポートフォリオは、ほぼ米国集中となってるので、分散のためにも少しはVWOを保有した方が、いいような気がしないでもないのですが、どうなんでしょう。
他のETFの減配状況はコチラへ
www.maaikkana.com
米国株・ETFへと投資する場合、SBI銀行・SBI証券を併用するとドル購入時の為替手数料が割安になります。詳しくはコチラをどうぞ。
www.maaikkana.com
ETFではありませんが、BDCと呼ばれる業態で高配当な銘柄もあります。
www.maaikkana.com