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【米国ヘルスケア・セクター】ETFの減配状況【VHT】

ヘルスケアセクターETFであるVHTの概要・過去の分配金の状況を解説します。

VHTの概要、経費率、配当利回りなど

(2019年1月加筆・修正)
名称は、バンガード・米国ヘルスケア・セクターETFです。バンガード社が出している、米国のヘルスケアセクター株へ投資するETFになります。

設定日 2004年1月26日
運用会社 バンガード
上場取引所 NYSE Arca
ベンチマーク MSCI USインベスタブル・マーケット・ヘルスケア25/50インデックス
経費率 0.10%
構成株式銘柄数 369銘柄
配当スケジュール 四半期
株価収益率(PER) 33.0倍
売買回転率 4.3%
設定来リターン 10.54%
配当利回り 1.38%

ベンチマークである当インデックスは、ヘルスケア機器やヘルスケア用品を製造する企業、ヘルスケア関連サービスを提供する企業または医薬品・バイオテクノロジー製品の研究・開発・製造・マーケティングを業務とする企業で構成されています。

ヘルスケアセクターの特徴は

ヘルスケアセクターというと、過去の暴落に対しての下落率が、ほかのセクターと比べて少なかったというディフェンシブな側面があったり、過去のリターンにおいても、高いリターンを残しているということもあって、長期投資家にとっては人気のあるセクターです。
f:id:saku1228:20181021154421p:plain(引用 SBI証券サイト)

セクターローテーションで見ると、ヘルスケアセクターはリセッション(不況期)に良いパフォーマンスとなる傾向がある、という特徴があります。多くのセクターが不調になるであろうリセッション期に強いということで、長期投資をするにあたっては外せないセクターの一つと言えます。
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VHTの上位構成銘柄・産業グループ比率は

上位構成銘柄はこのようになっています。

VHTの構成銘柄とセクター構成(引用 バンガードジャパン)

上位10銘柄で42.0%を占めています。最も構成比率の高い銘柄は、配当王銘柄でもあるジョンソンエンドジョンソンですね。私も投資しています。

企業規模の内訳としては
大型株       77.7%
中・大型株     1.5%
中型株       10.0%
中・小型株     4.4%
小型株       6.5%
となっており、大型株中心のETFとなっています。

VHTは減配している

VHTの配当推移

年度 配当金 増配率 増配額
2004年 $0.133
2005年 $0.387 190.98% $0.254
2006年 $0.615 58.91% $0.228
2007年 $0.820 33.33% $0.205
2008年 $0.754 -8.05% -$0.066
2009年 $1.487 97.21% $0.733
2010年 $0.979 -34.16% -$0.508
2011年 $1.049 7.15% $0.070
2012年 $1.198 14.20% $0.149
2013年 $1.136 -5.18% -$0.062
2014年 $1.285 13.12% $0.149
2015年 $1.619 25.99% $0.334
2016年 $1.844 13.90% $0.225
2017年 $2.023 9.71% $0.179
2018年 $2.222 9.84% $0.199

年単位で見ると3回減配しています。配当回数は最初は年1回配当でしたが2016年から年4回配当になっています。

他のETFを見ると、リーマショックの影響か2009年が、減配になるものが多いのですがVHTは逆に、2009年は大幅な増配になっています。

ヘルスケアセクターのディフェンシブな面が出ているのでしょうか。2010年は減配になっていますけど。

ヘルスケアセクターについては、過去を見ても高いリターンが期待できるセクターです。素人なりに考えても、今後も医療が発達し人々の寿命が延びて、日本だけでなく世界的にも高齢化社会が進み、より医療への需要が見込まれることが予想されます。

ただ、医療の分野、特に医薬品の開発には多大な開発費がかかり、また企業のM&Aも活発なセクターでもあります。つまり、どの企業が将来的に伸びてくるのか予想が難しいのではないかと思います。

そういったことを考えると、ヘルスケアセクターは一つの企業に投資するよりは、ETF等でセクター全体に投資をする方が、リスクを抑えることができ、かつ成長を享受することができるのではないかと、思います。

まぁ、ヘルスケアセクターのうちジョンソン&ジョンソンだけ保有している私が言うことでは、ないと思いますが・・・

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