ヘルスケアセクターETFであるVHTの概要・過去の分配金の状況を解説します。
VHTの概要、経費率、配当利回りなど
(2019年1月加筆・修正)
名称は、バンガード・米国ヘルスケア・セクターETFです。バンガード社が出している、米国のヘルスケアセクター株へ投資するETFになります。
ベンチマークである当インデックスは、ヘルスケア機器やヘルスケア用品を製造する企業、ヘルスケア関連サービスを提供する企業または医薬品・バイオテクノロジー製品の研究・開発・製造・マーケティングを業務とする企業で構成されています。
ヘルスケアセクターの特徴は
ヘルスケアセクターというと、過去の暴落に対しての下落率が、ほかのセクターと比べて少なかったというディフェンシブな側面があったり、過去のリターンにおいても、高いリターンを残しているということもあって、長期投資家にとっては人気のあるセクターです。
(引用 SBI証券サイト)
セクターローテーションで見ると、ヘルスケアセクターはリセッション(不況期)に良いパフォーマンスとなる傾向がある、という特徴があります。多くのセクターが不調になるであろうリセッション期に強いということで、長期投資をするにあたっては外せないセクターの一つと言えます。
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VHTの上位構成銘柄・産業グループ比率は
上位構成銘柄はこのようになっています。
(引用 バンガードジャパン)
上位10銘柄で42.0%を占めています。最も構成比率の高い銘柄は、配当王銘柄でもあるジョンソンエンドジョンソンですね。私も投資しています。
企業規模の内訳としては
大型株 77.7%
中・大型株 1.5%
中型株 10.0%
中・小型株 4.4%
小型株 6.5%
となっており、大型株中心のETFとなっています。
VHTは減配している
年単位で見ると3回減配しています。配当回数は最初は年1回配当でしたが2016年から年4回配当になっています。
他のETFを見ると、リーマショックの影響か2009年が、減配になるものが多いのですがVHTは逆に、2009年は大幅な増配になっています。
ヘルスケアセクターのディフェンシブな面が出ているのでしょうか。2010年は減配になっていますけど。
ヘルスケアセクターについては、過去を見ても高いリターンが期待できるセクターです。素人なりに考えても、今後も医療が発達し人々の寿命が延びて、日本だけでなく世界的にも高齢化社会が進み、より医療への需要が見込まれることが予想されます。
ただ、医療の分野、特に医薬品の開発には多大な開発費がかかり、また企業のM&Aも活発なセクターでもあります。つまり、どの企業が将来的に伸びてくるのか予想が難しいのではないかと思います。
そういったことを考えると、ヘルスケアセクターは一つの企業に投資するよりは、ETF等でセクター全体に投資をする方が、リスクを抑えることができ、かつ成長を享受することができるのではないかと、思います。
まぁ、ヘルスケアセクターのうちジョンソン&ジョンソンだけ保有している私が言うことでは、ないと思いますが・・・
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ETFではありませんが、BDCと呼ばれる業態で高配当な銘柄もあります。
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