米国小型株配当ETFであるDESの概要・過去の分配金の状況を解説します。
DESの概要、経費率、配当利回りなど
(2019年1月加筆・修正)
ファンド名は、ウィズダムツリー 米国小型株配当ファンドです。その名の通り、米国株の中で配当の支払いをしている銘柄から時価総額の小さい、小型株へ投資をしているETFです。
DESの特徴である米国小型株配当ファンドとは
小型株への投資というと、配当などのインカムゲイン狙いよりも成長を期待して、評価益などのキャピタルゲインを目的にするようなイメージがあります。2019年1月時点のインデックスの投資企業規模に対する内訳は
大型キャップ(100億ドル~) 0%
ミドルキャップ(20億ドル~100億ドル)31.04%
スモールキャップ(~20億ドル)68.96%
となっており、小型株中心のポートフォリオとなっています。
成長株の場合だと、設備投資等を優先して無配になるイメージがあるので、小型株でかつ配当を出している場合はどういうものになるのでしょうか。反対に考えてみると小型株なのに配当金を出すだけの利益を生み出せる企業に投資することができると言えるのかもしれませんね。
DESの上位構成銘柄は
上位構成銘柄を見ていきます。
(引用 ウィズダムツリーサイト)
上位10銘柄で、10%程度の割合になっています。
小型株だけあって、知らない銘柄ばかりですね・・・全銘柄数は700銘柄以上あるので、分散という意味では十分ですね。小型株限定ですけど。1位のVector Groupは、タバコと不動産を主要事業としている多角的持株会社です。米国では4番目に大きなタバコ製造業者となっています。
DESの業種構成割合は
業種割合はこのようになっています。
上位3業種で50%近くを占めていますね。ベンチマークであるウィズダムツリー米国スモールキャップ配当指数は、銘柄を選ぶ際、まず300社の大企業を除外した後、指数の時価総額下位にあたる25%の銘柄で構成されています。指数の計算方法は直近の1株あたりの配当金の金額に基づき割合が決められています。つまり配当金を出している規模の小さな企業だけで構成するようになっているということです。
DESは減配している
リーマンショックの時期も含め、数回減配となっているようです。
分配金の額についても、かなり増減がありますね。2017年は、1年合計で見ると大幅な減配となっています。2017年に引き続き2018年も年間配当金の合計では減配となってしまいました。このETFも、途中から毎月分配になっています。
小型株中心のETFなので、メインとして投資するのは少し怖いかもしれませんね。ただ、減配もありますが増配時も二けた以上の増配率となることが多いので、小型株ならではの配当成長も期待できるかもしれません。
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