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【米国優先株式】ETFの減配状況【PFF】

米国優先株式ETFであるPFFの概要・過去の分配金の状況を解説します。

PFFの概要、経費率、配当利回りなど

(2019年1月加筆・修正)
ファンド名はⅰシェアーズ 米国優先株式ETFですね。優先株とは配当が優先してもらえる代わりに議決権等がなかったりと、一定の制限がかかる株式のことです。

特徴としては、配当金利回りが高い・〇〇ショックなどがあれば下がるでしょうが平時は値動きがそれほど大きくない・配当金が毎月あるというところでしょうか。ですので、キャピタルゲインを狙うようなものではなく保有し続けて、配当金をもらい続けることを狙うETFになると思います。

設定日 2007年3月26日
運用会社 ブラックロック
上場取引所 ナスダック
ベンチマーク S&P米国優先株式インデックス
経費率 0.46%
構成株式銘柄数 454銘柄
配当スケジュール 毎月分配
株価収益率(PER) 11.94倍
設定来リターン 3.53%
配当利回り 6.31%

PFFの上位組入銘柄は

組入上位銘柄はどのようなものでしょうか。
(2019年1月時点)

PFFの構成銘柄ブラックロック社サイトより)

ほとんどが金融セクターの株式になっています。

PFFの業種別比率・投資先国比率は

業種別内訳については、
1位 銀行業  35.73%
2位 各種金融 24.62%
3位 不動産  12.85%
と、金融・不動産で70%を超える割合になっています。この金融・不動産の割合で見ると、金融危機が起こった時大丈夫なのかな、と不安になってきますね。

値動きは安定していますが、構成業種を見るとあまり安定する気がしないというか・・・、優先株にそういう性質があるんですかね。

国別の資産構成は
米国     91.86%
イギリス   1.73%
オランダ   2.64%
キャッシュ等 2.09%
Other     1.69%
という構成になっています。

PFFはちょこちょこ減配している

PFFの配当推移

年度 配当金 増配率 増配額
2007年 $2.493
2008年 $2.761 10.72% $0.27
2009年 $2.888 4.62% $0.13
2010年 $2.843 -1.55% -$0.04
2011年 $2.487 -12.55% -$0.36
2012年 $2.383 -4.17% -$0.10
2013年 $2.432 2.07% $0.05
2014年 $2.491 2.42% $0.06
2015年 $2.239 -10.13% -$0.25
2016年 $2.178 -2.72% -$0.06
2017年 $2.130 -2.21% -$0.05
2018年 $2.162 1.52% $0.03

上記のように、配当金については減配が何度もあるような状況です。むしろ減っていっている傾向になりますかね。2011年以降の年間配当金は設定日である2007年の配当金を下回り続けています。

年間でまとめてあるので、表では分かりませんが12月に分配金が2回あって(その代わり1月がない)2回目の分配金は、履歴を見ると多めの分配になることが多いです。ちなみに2017年の12月の2回目分配金は過去と比べてかなり少なくなっています。

私は利回りと毎月分配に惹かれて(タコ足ではないし)PFFを購入しました。NISA口座の余った枠で買っているので金額的にはとても少ないです。投資金額が少ないので、当然配当金も少ないです。1回につき1ドルちょっとですね。

個人的には、今後は買い増ししないつもりです。配当金の状況を考えると、ちょっと躊躇してしまいますね。NISAで購入したので、今あるぶんだけ5年保有しようかなと思っています。

配当金が毎月あるとうれしいかな、と思って購入しましたが私の場合は毎月1ドルなので、証券会社から配当金のお知らせが来たときPFFの分だと分かると、ちょっとガッカリしてしまう部分があったりします。

配当金についても増配を期待できるようなものではないので、それであれば長期的に見て増配が期待できる他の高配当ETFへ投資した方が良いのではないかと考えています。

今の自分には、PFFは向いていないと考えています。

ただ、減配傾向であるとはいえ、5%を超える配当利回りは魅力的であり、日々大きく変動する株価とは違い、配当金はある程度は予想がつく部分があります。安定したインカムゲインとして、配当再投資するなど投資方法によっては使い勝手の良いETFだと思います。

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