S&P500指数に連動したETFであるVOOの概要・過去の分配金の状況を解説します。
VOOの概要、経費率、配当利回りなど
(2019年1月加筆・修正)
バンガード社が販売している、S&P500指数を連動指標としたETFです。S&P500指数を連動指標としたETFは、他にもステートストリート社のSPYブラックロック社のIVVがありますが、その中でも、ETFの設定日が一番新しいものになります。
VOO・IVV・SPY・VTIの違いは
それぞれ運用会社は違いますが、同じ指数に連動しているため値動きはほとんど変わりません。経費率は0.03%となっており、SPYの0.09%と比べ半分以下となっています。
また、同じバンガード社が運用しているVTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)との違いは、VTIは構成銘柄に小型株を含むのに対し、VOOは含まない、というところです。これはS&P500指数が米国の大型企業500社で構成される指数のためです。
S&P500ETFへ投資するときには、SPY・VOO・IVVのどれにするか、という所は誰もが悩むところかもしれませんね。ちなみに、配当利回りは記事作成時点では各ETFとも同じ2.06%です。
VOOの上位構成銘柄・セクター別比率は
上位構成銘柄はこのようになっています。
(引用 バンガード社)
上位10銘柄で20%超を占めています。業種比率については、3業種で50%を占めています。見ての通り、アメリカの名だたる企業が組み込まれており、構成されている銘柄は世界中で企業活動を行っているものも多く、これだけで世界的な成長も享受できると考えられる部分もあると思います。
VOOは減配していない!?
2010年については、設定日が2010年9月のため配当回数が2回となっています。
年単位で見ると一度も減配がありません。設定日が2010年のため、リーマンショックの落ち込みが含まれていない、ということもありますが増配が続いていますね。
SPYの配当金も2010年以降は減配がなかったので集計期間が短い、ということもありますがVOOは順調に増配しているETFです。
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ETFではありませんが、BDCと呼ばれる業態で高配当な銘柄もあります。
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