楽天証券には「投信お知らせメール」という保有している投資信託の状況を知らせてくれるメールサービスがあります。
保有している投資信託の基準価格がどうなったのか?や基準価格が大きく下落した時などに登録したメールアドレスに通知してもらえるサービスです。
一見、便利なサービスですが、人によっては余計なお世話と感じてしまうサービスです。特に「投信基準価格下落メール」です。
私の家庭では妻が楽天証券で「つみたてNISA」を使っており、このメールサービスを使っていました。少なくともウチの家庭では「余計なお世話」と感じたので解除しました。
「投信お知らせメール」の変更方法
「投信お知らせメール」の変更は簡単にできます。楽天証券のトップ画面から右上にある「設定・変更」を選び「メールサービス」をクリックします。
どのメールサービスを「登録・変更」するかの画面に移るので、その中の「投信お知らせメール」を選んでください。
配信を希望しないメールがあれば「確認・変更」から配信しないに設定を変更すれば完了します。
「メールサービス」はつみたてNISAと相性が悪い
つみたてNISAや長期投資とは、このメールサービスは相性が悪いです。
なぜなら、長期的に投資を続けていたら資産は増加する可能性が高いのに「投信基準価格下落メール」が来ることによって、わざわざ自分で不安を煽ってしまうことになるからです。
私の家庭では妻が「つみたてNISA」で投資信託を毎月購入しています。口座を開設し、毎月の購入設定をしたあとは放ったらかしです。設定さえすれば毎月自動的に掛け金は拠出され投資のことを考えなくてすみます。
事実「つみたてNISA」を始めてから、株価のことを妻から聞かれたことはありませんでした。
しかし「コロナショック」により楽天証券から「投信基準価格下落メール」が頻繁に届くと、投資がどうなっているのか気になってしまうようになります。
先日、妻から「私の投資どうなってるの?」と聞かれた原因はこの「投信基準価格下落メール」でした。連日の株価下落でこのメールが頻繁に届き、自分の投資信託がどうなっているのかどんどん気になるようになってしまったようです。
この時は、証券口座の画面を見せずに済んだのですが、その後も気になって見てしまっていました。
減っとるやないか~!ゴルァ~~!!
ヒェ~、スイマセン(-_-;) じゅ、10年待ってもらえれば…
長すぎるわ~!ゴルァ~~!!
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とはなりませんでしたが、私の場合は妻が含み損となっている保有資産を確認することでいいことは一つもありません。
こんな悲劇が起こる前に解除しておいた方がいい!
私は1~2年ではなく、10年以上先のことを考えれば今の含み損はそれほど問題ではないと考えていますが、フツーは理解されませんよね。
ならば気にしなくてよい環境を作ってあげることが大事だと思います。含み損に苦しむのは私だけで充分です。
せっかく自動化してあるのに手放すキッカケになってしまう
頻繁に「投信基準価格下落メール」の通知が来ると私の場合は大丈夫でしたが、場合によっては妻から「売却して!」と言われるケースもありますよね。
せっかく自動で積み立てて放っておける状況にしてあるのに、わざわざ下落の情報を取りに行く必要はないと思います。
短期投資なら別ですが、長期投資なら相場の下落は安く買い増すチャンスです。ましてや「つみたてNISA」は20年間もの長い期間を非課税で投資できる制度です。
過去を見る限りよっぽど変わった投資信託を買わなければ、下落中に手放して損を確定させるよりも積立し続けたほうが報われる可能性が高いです。
私のケースのように妻が投資しているのではなく、自分が投資している場合も「投信基準価格下落メール」はいらないんじゃないかと思います。
投資が好きな人ならメールが来る前に前日の相場や先物等で把握しているでしょうし、そうでない人にとってはうっかり下落中に手放してしまうキッカケになってしまいますから。
私の場合、自分の証券口座ではなかったので妻から聞くまでこんなメールサービスがあることを知りませんでした。
楽天証券の説明によると、総合口座開設時「楽天証券ニュースの配信を希望する」にチェックを入れた方は「投信お知らせメール」を配信するように設定されるようです。
もし、私のようにそれほど投資に興味のない妻(配偶者)に「つみたてNISA」などをやってもらっていた場合、自分の知らないうちに夜な夜な「投信基準価格下落メール」が妻に届いているのかもしれませんよ・・・
デフォルト設定は夜じゃなく翌日朝通知やけどな!