ジュニアNISAを使って、子供の将来の学費などを貯めるために資産運用を始めている人も多いと思います。NISAなどで資産運用を始めた場合、銘柄によっては配当金が入金されたりするので、放ったらかしというわけにはいきません。
最初の銘柄購入時に購入後どのように運用していくのかを考えないと、のちのち面倒くさくなってしまうかもしれません。
VTIの配当金でHDVを買う
私の子供は2017年の末からジュニアNISAでVTIを保有しています。このジュニアNISAの口座は約80万円分のVTIを購入しており、以降に受け取った配当金で再投資をしています。子供が大きくなるまでにそれなりに増やして、いずれかのタイミングで自分で運用するようになってもらえたら、と思っています。
ジュニアNISAを始めてから1回目の配当再投資が2018年10月でした。
参考記事:ジュニアNISAで配当再投資を実施!
VTIの利回りは現在1.87%、80万円投資していて年間約15,000円です。その配当金を再投資したHDVは現在1株93ドルです、約10,000円ですね。年1回は配当再投資をできるというようなバランスです。HDVの配当利回りは3%ちょっとあるので1株買うことによって10,000円x3%=300円の年間配当金が増加することになります。
投資を始めて2回目のHDVへの再投資になるので、VTIを買った最初からざっくり考えると300円x2回=600円の年間配当金が増えたことになります。再投資以外にもVTI・HDVそのものの増配もありますから、実際はもう少し増えているのかもしれません。ETFは連続増配等銘柄でも何でもないので減配することもありますが。
参考記事:ETFの減配状況 まとめ
今回の再投資により、子供の口座内のドルはほぼ0ドルとなってしまいました。現在の受取配当額で考えるとVTIの配当金が3回分ないと次の再投資ができるまでのドルが貯まりません。
この長さを考えると思うことがあります。「ETFじゃなくて投資信託の方がよかったんじゃないかな」って。配当を再投資するまでに時間がかかりすぎるし、かかりすぎることがより手間に感じてしまいます。
いくつもの口座を管理できるほど器用じゃなかった
いやもう、これにつきるのかなと。
自分の口座の管理でお腹いっぱいでした。自分の口座も毎月一回ETFを買い増しするだけの簡単なお仕事ですが、それだけでも他の口座のことが頭から抜け落ちてしまいます。
実際、ジュニアNISAで投資していたのはVTIなので配当金は3月にもらっていました。その時点で買い増しできるだけのドルは貯まっていたのにうっかり放ったらかしにしてしまっていました。「忘れるくらいがちょうどいい」なんて言いますよね、でも配当金が入ってくるから再投資しないともったいないし・・・。
DRIP(Dividend Reinvestment Plan)が始まればホント楽になりますよね。自分の口座では各銘柄から得た配当金はETFへの買い増し資金にするため使えませんが、子供の分はDRIPが使えるならそのままVTIに再投資したいです。
サクソバンク証券ではこの制度を利用できるそうですが、SBI証券ではできません。他社が始めればいずれは対応してくれるとは思いますが・・・。DRIPの導入もそうだし、個人的にはARCCを早く取り扱ってほしいです。
参考記事:【米国BDC】ARCCの減配状況【高配当9%超】