サラリーマンで働いていると毎年4月は定期昇給の時期です。勤め先によって昇給額は様々です。大手か中小企業か、業績が良いか悪いかによってぞの昇給額は変わってくるものです。
日本労働連合総組合会の発表によると2017年・2018年の賃上げ額の平均はこのようになっています。
昇給額を見て、改めて強く思う
先日、4月分の給料が支給されました。私の働いている企業では毎年4月に昇給があります。年功序列の給与体系のため、ほぼ一律の昇給額となっています。給与明細を確認したところ、先月の給料から基本給が約4,000円増えていました。
4,000円の昇給です。年間にすると賞与分を考慮して5万円~6万円の年収増加といったところでしょうか。4,000円昇給しても手取りがそのまま増えるわけではありません。源泉税・雇用保険料、数か月後には昇給により増加する社会保険料なども昇給に応じて引かれることになりますから、手取り額は間違いなく4,000円も増加しません。
私には子供が2人います。妻と子供2人の四人家族です。子供は日々すくすくと成長しています。成長に応じて支出はどうしても増加していく傾向にあります。単純なところで言えば、食費。子供が大きくなれば当然食べる量も多くなります。保育園に通わせていれば所得に応じた保育料がかかります。習い事を始めればその代金、言い出したらキリがありません。
そういった支出の増加に4,000円の昇給で間に合うか?と言われれば、フツーに暮らしていたら無理だと思います。確実に支出の増加の方が上回ってしまいます。給料の昇給額が支出に追いついていっていないです。10月には消費税も10%になりますからね。2%の上昇ということは、月に20万円分の支払いがあれば消費税増税分だけで4,000円を超えてしまいます。
まぁ、強めに節制すれば間に合わせることもできると思いますよ。子供服は一切買わず全部もらいものにするとか、習い事はしないとか、やろうと思えばやれることはあります。でも、そこまでするの?と思ってしまいます。何でもかんでも欲しいわけじゃないけど、ある程度やりたいことはやらせてあげたいし、欲しいものは買ってあげたい。
今がギリギリの生活をしている訳でもないので、昇給が支出に追いつかなくても貯蓄に回せていたお金が減るだけです。暮らしていけなくなる訳ではありません。ジリジリと気づかない内に苦しくなるだけです。苦しいながらも生きていけるでしょう。
ただ、思います。このまま給料をもらっているだけでは、間違いなく経済的に豊かになることはできないんだろうな、と。
給料以外の仕組みがないと無理
株式投資を始めるまでは、毎年の昇給に対してあまり何も感じていませんでした。資産を増やすことに意識が向いていなかったからだと思います。資産運用のことを考えるようになってから、収入・支出に敏感になるようになりました。
私の採っている投資方法は長期投資です。少しずつでも元本を増やすため、地道に買い増しを続けています。
参考記事: なぜ長期投資なのか?なぜ高配当株なのか?なぜETFなのか?
資産運用の方法は株式でも不動産でも何でもいいと思います。体力が持つのならバイトなどでダブルワークでもいいだろうし、ネットでの副業でもいいです。1社からの給料1本だけでは、限界があります。あくまでも私の働いている会社では、ですが。
本業では限界が見えるので、別のところで資産が増やせるような仕組みを作るしかありません。それが私にとっては株式投資だったのかな、ということです。リスクもありますからね、先々どうなるかは分からなかったりします。散々長い期間投資し続けて、結果ぜんぜん増えなかったってこともあり得ます。
毎年の昇給額がそれなりに大きいところで働いていれば、何も考えなくてよいのかもしれません。支出が増えたとしてもそれ以上に給与が上がっていくのなら、資産も増えていくはずです。しかし、私の働いている企業はそうではありません。
仕組み作りは時間がかかる
そして、給料以外の収入を作るにしても、それなりの金額まで育てるには時間がかかります。バイトにしてもそうですよね、時給で稼ぐのですから。バイトにしろ、株式・不動産にしろ時間がかかります。
給料以外の収入を作るにしても「時間がある方が強い」ということです。つまり早ければ早い、若ければ若い方がいいということです。
早くそのことに気づければ、あとは何で資産を増やすか・仕組みを作るかです。私は株式投資が一番マシなのかな、と思います。少額でも始められるし、ネット証券会社を使えば簡単に取引できますし、事業と違って一人で出来ます。反対に言うと自己責任ということですけど。
投資する方法・銘柄などを間違わなければ、長期で見れば高い確率で資産は増えると思います。人によってリスクの許容度は違うので、資産・銘柄・時間を分散する方が個人的には継続しやすいです。
世の中お金がすべてではありませんが、お金があることで避けられる不幸はたくさんあると思います。そして資産を増やす方法は世の中にたくさん存在します。始めるのであれば早ければ早い方がいい、絶対に。ちなみに私は現在30代後半ですが、少し遅かったかなと思っています。