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個人が少額から始める株式投資の厳しさ【配当再投資編】

初めて株式投資を始める初心者の場合、少額から始めるケースがほとんどです。慣れていない状態で大きな金額を運用することは冒すリスクが大きすぎます。

しかし少額での投資となると、パフォーマンスが良かったとしても元本が少ないせいで利益も少なくなります。中でも、高配当株に投資して受け取った配当金を再投資して資産を増やしていく方法を取った場合、モチベーションの維持が大変になるかもしれません。

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両方体験しているから分かる

私は毎月2000ドルを高配当ETFに投資しています。受け取った配当金に関しても手元に残さずに毎月の買い増しの中に含め、再投資を行っています。配当金を受け取る金額にもよりますが、配当金+現金=2000ドルになるように現金を調整して買い増ししています。

私の場合は独身時代に貯蓄していた預金があったため、このような投資方法を選択することが出来ました。受け取る配当金がわずかでも、現金が残っている間は現金を足すことで毎月それなりの金額を投資することができます。

しかし、初期資金が少ない場合はこのような投資方法を行うことはできません。投資元本が少なければ、高配当株に投資したところで受け取ることのできる配当金も少なくなります。少ない配当金では再投資したくてもできませんし、資金がなければ現金を足すこともできません。

なぜこんなことを言うのかというと、私は子供名義でジュニアNISAを使って運用している分があるからです。ジュニアNISAではVTIを約80万円分保有しています。VTIは高配当ETFではないため、配当利回りは2%を切るような数字です。ジュニアNISAの方は今のところ追加資金を投入する予定はないので、配当金のみで再投資を行うことになります。

2%として見ても、1年間に80万x2%=16,000円の配当金です。現在のVTIの株価が140ドルあたりなので1年間に1度買い増しできるかどうか、というような金額です。これからも買い増しを続けていけば保有株数も増え、配当金も増えていくのだろうとは思いますが・・・、このペースに厳しさを覚えてしまいます。

厳しさを感じたので、貯まった配当金で買い増しする銘柄はHDVにしています、少しでも配当金を増やそうと思って。

初心者の場合、精神的にもたないんじゃないか・・・

最初からVYMやHDVなどの高配当ETFへ投資していれば多少違うのかもしれませんが、少額で配当再投資を行うのはメンタルの強さがより必要だと思います。買い増したくても買い増せない期間が長いです。

子供のジュニアNISAは2017年12月に始めており、受け取った配当金で買い増ししたのは現時点でHDVを1株のみです。自分の口座で行っている投資方法と差がありすぎるせいか、「気が遠くなるような投資方法だな」と正直感じてしまいます。

もちろん、配当再投資だけがすべてではありません。株価自体が上昇して資産が増えていくこともあります。株価が上昇しても少額保有であれば金額はわずかですが・・・。

初期資金が少ない場合は、このような投資方法よりもキャピタルゲインを狙いにいく方法の方が良いのかもしれません。もし、私が初期資金80万円でスタートしていたら今の投資方法は選択できなかったと思います。

グロース株等で勝負していたと思います。圧倒的に向いてないですが。
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あとは、圧倒的な入金力を持っているかどうかですね。入金力さえあれば初期資金が少なくても続けられると思います。