高齢者の就業者数は807万人
総務省統計局の発表によると、高齢者(65歳以上)が総人口に占める割合が28.1%となり、過去最高となっているそうです。かつ70歳以上人口の割合も初めて20%を超えました。
統計局ホームページ/平成30年/統計トピックスNo.113 統計からみた我が国の高齢者−「敬老の日」にちなんで−
ちなみに2040年には、この割合は35.3%になる見込みだそうです。
この推移は、把握している人口の年齢が推移していくだけなので、かなり正確な推移となるのだろうと思われます。にしても80歳以上の割合の増え方がエグいです。さすが世界で最高の高齢者割合をほこる日本ですね。
そんな高齢化社会の日本ですが、2017年時点でどのくらい高齢者の方は就業、働いているのでしょうか。そのグラフも総務省統計局の資料に記載されていました。
2017年時点で就業している高齢者は807万人でした。もちろん過去最高の人数です。中でも「団塊の世代」が70歳を迎え始めたことによって、70歳以上の割合が特に増加しています。キレイな右肩上がりになっています。いや~、株価だったら投資したいですね、この銘柄。
定年を70歳以上に引き上げることを政府が検討しているようですが、引き上げる前から自主的に就業しているみたいです・・・。2017年の高齢者人口が約3,500万人で高齢就業者数が807万人ですから23%、高齢者の約4人に1人は働き続けている計算になります。
高齢就業者数が増えていることによって、人手不足解消につながったり経済がまわるということもあると思います。ただ、私が気になるのは「お金があるけど働いているのか、高齢者になっても働かないと暮らしていけないのか、どっちなんだいっ」という部分です。
わたしは30代なので約30年後のはなしですが、30年後まだ働きたいかといわれても、ちょっと無理なんじゃないかなって思っています。暇つぶしに働いてみるかって?いや~、ムリじゃないっすか。
もしこれが、お金がなくて働かないと暮らしていけないのだとしたら・・・、ゾッとしてしまいます。