最もパフォーマンスが良かったのは鉄鋼業
11月も終わりに差し掛かり、今年も残すところあと1ヶ月となりました。株の世界では年末にかけて株価が上昇しやすいという「クリスマスラリー」というアノマリーがあります。上昇する理由は、年末にかけて節税のための売り圧力がクリスマスの時期には落ち着き、買戻しが入るためだとか、サンタクロースが株を買い散らかしてくれるとか様々な説があるようです。
過去を見ても12月はパフォーマンスの良かった年が多く、アノマリーといえどかなりの確率で株価が上昇しています。
過去15年間の日経平均騰落率だと、12月が1番パフォーマンスが良かったという結果になっています。この表を見ると10月以降のパフォーマンスはプラスとなっているので、年末にかけての損だし等の影響なんかないんじゃないか?と思ってしまいますが・・・。
1年間の中でも1月の騰落率が一番低くなっています。1月のパフォーマンスが低い理由は、2003年~2017年のあいだで10%近く下落した年が4回ほどあり、そのせいで平均値が押し下げられているということも原因のひとつです。
1年間のうち、過去15年間の平均では12月のパフォーマンスが最も良く、1月のパフォーマンスが最も悪くなっています。1月・12月での業種ごとの平均騰落率はこのようになっています。
鉄鋼業・鉱業が最もパフォーマンスの良い業種となっています。1月は多くの業種がマイナスになっていますが、12月のプラス分の方が多い業種がほとんどですね。
これだけ露骨に1月と12月のパフォーマンスに差があると、年明けの相場が怖くなってきてしまいます。日本の企業のグラフなので、米国企業はあまり関係ないかもしれませんが、このグラフを見ると12月は楽しみですね。
私はまだ、現時点で保有株を売却するつもりもないし、買い増しを続けている最中です。株価が上がると買付単価も上がってしまうので、いま株価が上昇することを願うのは間違っていますが、単純に保有株が上昇したらやっぱりウレシイ、と思ってしまいます。
ちなみに12月にパフォーマンスが良かった業種は鉄鋼業ですが、平均給与の高い業種はインフラ関係でした。
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