私はフィリップモリスを保有しています。2017年に初めてPMに投資し、保有している枚数は32株です。PMを保有してから約2年経過しました。
2年間の間、FDAの各種発表による株価の下落、日本でのアイコスの販売量が伸び悩み株価が下落したりと定期的に大きな株価の下落を被ってきました。
元々は配当金再投資を行って、買い増しをする予定でしたが下落を続けるPMに対して買い増しを行うことは怖くて私にはできませんでした。その結果、保有しているPMはどうなっているのでしょうか?
フィリップモリスの株価は損益率は△30%をいったりきたり
現時点での保有しているフィリップモリスの損益はこのようになっています。
2017年7月に15株を購入し、翌8月に17株を買い増ししています。これは当時、株式投資を始めたばかりでかつ私がタバコを吸っていることもあってタバコ銘柄に愛着を持ってしまい、なぜか買い増しした結果です。
先日の四半期決算での株価上昇により△30%を割りましたが、先日また△30%を超える含み損となってしまいました。
フィリップモリスを購入した時期の株価を確認してみる
フィリップモリスを購入した時期は以下のとおりです。
結果的に私が投資を始めた2017年6月はフィリップモリスの株価が高値で推移していた時期でした。ホントすごいタイミングで手を出していますね。
フィリップモリスを最初に買ってから1か月後に株価が少し下がったので2回目の買い付けをしました。チャートを見たら分かるように買ってすぐ含み損となり、そこから含み益になることはありませんでした。(一瞬だけ含み益になった時がありましたが)
その後チャートのとおり、株価の下落が続き精神的に弱ってしまってこれ以上買い増しすることができなくなってしまいました。改めて株価チャートを見るとキレイな右肩下がりの銘柄ですね。
今になって過去のチャートを見ると取得価格を下げるためにナンピンすればよかったのかもしれませんが、当時下落する株価を見て買い増しすることは私にはとても難易度が高かったです。
フィリップモリスからの配当金でどのくらい回収できているのか?
1000ドル以上の含み損に対し、現時点でどのくらい配当金を受け取っているのか集計してみました。
2017年の受け取り配当金 46.11ドル
2018年の受け取り配当金 126.13ドル
2019年の受け取り配当金 98.01ドル
合計 270.25ドル
現時点での含み損の25%程度は配当金で回収できているようです。まぁ、含み損は今後増えていくのか減っていくのかは分かりませんが。
買い付け金額が3800ドル程度なので購入金額から見ると約7%分を回収できています。
連続増配当株への投資は分かりやすいとは思うものの
私は株式投資を始めるにあたって高配当10種ポートフォリオを作って配当再投資をしていく予定でした。ポートフォリオを作っていく途中でフィリップモリスの下落に遭遇しETFメインの投資に切替えました。
連続増配当株への投資は株価が右肩上がりになるより、フィリップモリスのように低迷時期がある方が有利です。取得単価を下げながら受け取る配当金を増加させることができるので悪いことではありません。
しかし、私には自分の再投資が満足のいく所までできてから最終的にフィリップモリスの株価が騰がるのか下がるのかがイマイチ分かりません。そして分からないから精神的に耐えることもできないと思うようになりました。
配当金がメインなので株価は下がり続けてもよい、という考え方もあると思います。確かにそうですが、株価が下がり続けると減配リスクが高まるような気がしますし。
一見、ルールは分かりやすくて初心者にも始めやすく感じますが継続するにあたってはそれなりの精神力を必要とする投資方法だと思います。
もちろん一定の銘柄分析力も必要とされるでしょう。「一定の銘柄分析力」というのも難しいですよね。私は自分の分析力を信じられませんし、各々のバイアスのかかった他人の分析を信じ切ることもできません。
上手く買い増ししていれば含み損が減っていたかもしれないが
2018年の年末あたりで買い増しできていれば、もっと含み損が減っていたでしょう。ですが、長期的に見て株価がどうなるのかはやっぱり分かりません。
これは私にとってはフィリップモリスだけに当てはまることではありません。他の保有銘柄もそうです。しっかり根拠を持って保有することが難しいです。
雑誌やブログを見ていると、つい個別銘柄に手を出してしまいたくなりますが、おそらく株式投資を始める多くの人にとっては投資信託やETFに投資する方がいいのだと思います。
私もそうですが「株式投資を趣味にしたい」わけでもないし、今すぐお金持ちになりたいわけでもありません。将来のために資産運用をしているだけであって、特別な投資方法をしたいわけでもありません。
株式投資を続けていると、つい別の方法を試してみたくなったりしますが「自分の目的」を見誤らないように気をつけないといけないです。気が付いたら「あの銘柄を保有したい」という気持ちに駆られることがありますからね。
個別銘柄への投資を否定しているわけではなく、私には向いていないということですね。とフィリップモリス△30%を超える損益率を見ると思い知らされます。