「投資方法を変更することは良くない」という言葉をよく見かけます。投資方法を変更し銘柄を入れ替えたりすることで確実に手数料の負担は増えますからね。
ただ、現実的に投資を始めたばかりの人が「自分の理想通りの投資」にすぐにたどり着くことは難しいです。私自身も投資歴は2年とちょっとですし、最初に選んだ投資方法が最適だったとは今は思いません。
私のように長期保有を前提とした投資をしていると「投資方法を変更することは良くない」という言葉は、保有している時の心の拠り所にもなり、反対に手放したくても囚われてしまって手放せなくなってしまうという2つの影響がありました。
実際、今回の銘柄入れ替えによって負担した手数料を確認しながら「投資方法(銘柄)を変えることは悪いことなのか?振り返ってみたいと思います。
銘柄入れ替えによって負担した手数料は77ドル
先日、保有していた高配当個別銘柄とETFであるPFFを売却し、情報技術セクターETFのVGTを購入しました。
具体的にはPM・KO・JNJ・RDSB・VZ・PFFの6銘柄を売却し、売却した資金でVGTを購入しました。金額にして11000ドル程度です。
これにより、保有を継続していれば本来かからなかった売買手数料が発生しています。これらの合計が77.2ドルでした。日本円にして8,400円ぐらいですかね。
私の場合は銘柄数や資産額がそれほど多くなかったのですが、それでも77ドルは大きいですよね。
うっかり手を広げすぎた後に変更すると考えるとゾッとします
では、変更しなければ負担することのなかった手数料を支払ってまで投資方法(銘柄)を変えることは悪いことなのでしょうか?
それは・・・分かりません!
銘柄を入れ替えたところでパフォーマンスが良くなるかどうかなんて分かりませんからね。現に私が売却した銘柄は売却後に株価が上昇しています。
持ち続けていたら含み益になっていましたね…
参考記事:【米国株】高配当個別銘柄を全部売却!約2年の保有期間で損益はどうなったか?
ハッキリしていることは77.2ドルの売買手数料が発生したということです。頻繁に銘柄を入れ替えるとなると手数料負担がもっと増えるのでパフォーマンスに影響を与えることになってしまいます。
入れ替えることによって納得感が増す
私の場合、個別銘柄を売却してVGTと入れ替えることによって投資に対する「納得感」が増しました。
感情の話なので個人差もあるだろうし、考え方の違いもあるでしょうが投資を継続していく上で保有銘柄に納得して投資できているかは、大事だと思います。
保有していて納得していない銘柄があるのに「変更することは良くない」と考え、保有し続ける方が継続性の面においては不利になるように感じます。
私にとっては77ドルの費用をかけて納得感の得られる銘柄に入れ替えられたことは決して高い費用ではなかったと考えています。
最初に書いたように、経験の浅い人がいきなり理想のポートフォリオを組めるハズもありませんし、保有してみて自分に合わなかったことに気づくこともありますからね。
実際、私は個別銘柄を保有したものの買い増しして保有割合を増やす気にはならなかったので、現時点では向いていないと気づけました。
手数料分は間違いなく負担が増えるものの、「投資方法(銘柄)を変えることは良くない」という考えにとらわれすぎるのも良くないのではないでしょうか。
投資に対しての考え方が変わる方が自然ですし、無理に貫き通すことではないように思います。頻度にもよりますが・・・
・・・と、自分に対しての言い訳をツラツラ書いてみました。
まぁ、モヤモヤしながら保有しているよりは手数料払って入れ替える方が健全ですよね。
お金を払ってスッキリする・・・
意味深やな~