2019年12月に受け取った配当金で投資を始めた2017年からの累計金額が3000ドルを超えました。
株式を保有しているだけで受け取ることのできる『配当金』は株価変動のリスクは引き受けるものの労働を必要としない不労所得の一つです。
また、投資先が倒産したり無配当株にならない限り受け取れる配当金の累計額は右肩上がりで増加します。投資によって得られる利益は配当金だけではありませんが、ある程度見通しのきく配当金は投資を続けるモチベーションを保つことが出来ます。
私の場合は投資金額や投資銘柄の配当利回りがそれほど高くないため配当金の増加額のペースがそれほど早くありません。
前回、2000ドルに達成したのは2019年3月でした。そこから3000ドルになるまで9カ月経過しています。配当金が1000ドル・2000ドルになった時と比べて思うことは変わったのか書いていきます。
3000ドルに到達するまでにかかった期間は30ヶ月
配当金が1000ドルまでに15ヶ月、2000ドルまでに6ヶ月、3000ドルに達するまでに9ヶ月を要しました。
ちなみに年ごとの配当金は
2017年 409.68ドル
2018年 1215.46ドル
2019年 1870.98ドル
となっています。
3000ドルになるまでに30ヶ月もかかっているのは、私のポートフォリオの配当利回りがそれほど高くないことが原因です。高配当ETFであるHDV・VYMで60%、VTI・VGTで残り40%を占めています。
おそらく、配当利回りは3%を切っているでしょう。保有銘柄をもっと高配当銘柄に寄せていけば1年間に2000ドル~3000ドルの配当を狙うことも可能だと思います。
参考記事:【米国BDC】ARCCの減配状況、株価や配当利回りを解説【高配当9%超】
配当金が「最重要」ではなくなってきた
私が投資を始めた理由のひとつは定期的に受け取れる配当金を魅力に感じたことでした。やってみると買い増せば買い増すほど受取配当金は増えていきますし、増えることで継続する気持ちを保つことができます。
しかし、1000ドルの時も2000ドルを超えた時にも書きましたが、たくさんの配当金が得られる規模になるまでには途方もない時間を必要とします。前回の記事にも「気が遠くなる」と書いています。
ぶっちゃけ、配当金を受け取った時の喜びって減ってきません?株式投資を始めて最初に配当金をもらった時「こ、これが不労所得か・・・」って感動しました。
でも、慣れてくると感動もどんどん薄れてきますよね?「限界効用逓減の法則」でしたっけ?配当金は今でもありがたいけど、当初ほどありがたみがなくなると言うか・・・
しかも、受け取った配当金は使うワケでもなく再投資に使用しますから手元には残りません。すると楽しみは受け取った配当金の表を作ることだけになってしまいます。
これはこれで結構楽しみになりますけどね
配当金は増やしたいものの、個別銘柄に投資するリスクは背負いたくないので期待できる配当利回りも限られてきてしまいます。
それほどリスクの高い投資はしたくない、でも配当金はなるべく欲しい・・・そういった考えで投資を続けてきた結果、配当金を最重要にしなくてもいいんじゃないかと思うようになりました。
自分の行っている投資方法で期待できる配当利回りに考え方が修正されてきた、と言えるのかもしれません。実際、高配当利回りの配当金を期待するには私のポートフォリオでは厳しいです。
今後の配当金の目標は前年を上回るかになりそう
もしかしたら、心のどこかでは1000ドル・2000ドル達成時点でも気付いていたのかもしれませんが、配当金を最優先とすることは辞めることにしました。
私の場合、配当金を最優先としてしまうと投資しないと決めた個別銘柄にまた投資してしまうことにもなりかねませんから。
配当金については「前年より増加しているか」を目標にしていこうと思います。毎月買い増ししているのだから大きな減配がない限りは前年よりも配当金が少なくなることはないはずです。
減配したらどうするのかって?それはそれでしょうがないと思います。ましてや私の投資しているETFは配当王・配当貴族銘柄と違い、過去には減配がありますから。
今後、景気の波に合わせて受け取る配当金が減少することも間違いなくあると思われるので「そんな年もあるよね」と考えます。
配当金にこだわりだすと投資方針もブレるし先の長さに気が遠くなってしまうので、保有していてラクだと自分が思える銘柄に投資しよう、配当金はゆる~く増えていけばいいや!
配当金が3000ドルを超えた頃にはそんなことを思うようになりました。
投資を始めたころは配当金の増加が最大の目的だったし、これ以上考え方が変わることはないだろうと思っていましたが、いざ始めてみると考え方って変わってくるもんですね~。
配当金にしろ、評価額にしても、増えたら増えたで嬉しいしありがたい。でも相場の波に揉まれて減配・含み損になったらその時はその時でしょうがない。
ポートフォリオや生活防衛資金のバランスで対応することでしょうがないと思えるような投資をしたい!最高の結果が出なくてもそこらへんは諦めながらも続けられる投資をやっていきたいですね。