よちよち投資ブログ

2017年から米国株を中心に株式投資を始めました。退場しないよう頑張ります。

【会社員からフリーランス】国や企業から外堀を埋めるように勧められている仕事

近年、よく聞く言葉でフリーランスという働き方があります。フリーランスとは雇用契約を結ぶ従業員ではなく、会社と仕事ごとに請負契約を結び一つの企業に捉われない働き方をすることです。

自営業・個人事業主といった方が分かりやすいかもしれませんね。給料の場合は毎月一定の金額が会社から支給されますが、フリーランスの場合は、仕事ごと・現場ごとに売上という形で取引先から入金してもらうことになります。

ひとつの企業に縛られることなく働くことができる「フリーランス」という働き方はとても魅力的な働き方に思えます。

自由な働き方

外堀を埋められていると感じる理由は

近年の企業の発言や、税制を含めた法律関係のことです。

企業の発言では、経団連の会長やトヨタの社長が「終身雇用制度」の限界が近づいている旨の発言。あれだけ長い間禁止していた副業を「働き方改革」の推進とともに解禁してきています。
参考記事:【終身雇用】雇用を続けるインセンティブがなくなっている

これは、会社に頼らずに自分で何とかしていけるようにしなさいよ、という企業からのメッセージだと思います。転職も含めての発言だと思いますが、自分で稼ぐ方法を身につけなければ副業も中々稼ぐことはできません。

副業をしやすくするために、働き方改革関連法案で2019年4月からは残業規制が始まっています。実際、残業代が稼げなくなった人たちが副業を始めるのではないでしょうか。

所得税法も改正があります。所得から差し引くことのできる控除の中で基礎控除があります。これは誰もが一律に適用される控除です。平成32年分以後の所得税から、この基礎控除が38万円⇒48万円と10万円引き上げられます。

これに合わせて給与所得控除・公的年金等控除は10万円引き下げられることになります。

所得税の改正についての説明(引用 源泉所得税改正のあらまし:国税庁

つまり、サラリーマンの控除は給与所得控除が10万下がり基礎控除が10万円上がるので実質据え置きとなり、フリーランスである自営業者は基礎控除が10万円引き上げが影響するだけなので実質減税となります。

なんとなく外堀を埋められている感じがしませんか?フリーランスでの働き方に進むように誘導されているというか・・・。 なんか気持ち悪くありません?

フリーランスのメリット

そんなフリーランスのメリットはどのようなものがあるでしょうか?

〇契約内容によって、働く相手・時間・場所が選べる
企業に勤めているわけではないので、自分で請けたい仕事を選ぶ権利があります。「多様な働き方の実現」を目指している働き方改革にとっては理想ですね。仕事があれば。

〇定年がない
自営業なので定年というものがありません。仕事があれば何歳になっても続けることができます。

〇スキルがあれば収入が増える
スキルがあって仕事を選んでいけば、高収入な仕事だけを受けるようにすることも可能です。また客先との交渉によって請負金額を上げることもできます。

サラリーマンと比べて、もろもろの自由度が高いということでしょうか。サラリーマンをしていると何かにつけて不自由感を感じることが多いです。こうやって見るとステキな働き方ですね。

フリーランスのデメリット

〇仕事が常にあるわけではない
業種にもよりますが、仕事が途切れることもあります。その場合収入も途切れることになります。景気に左右されやすくなる部分もあります。景気が悪くなれば、真っ先に切るのは従業員ではなく、外注であるフリーランスでしょう。

〇社会保障が弱くなる
サラリーマンであれば、病気になったら有休を使うこともできます。会社をクビになったら失業保険が給付されます。長く勤めれば退職金ももらえます。社会保険料も半分を会社が負担してくれます。フリーランスになると年金は国民年金、退職金はなし、病気になったら仕事ができないので収入が減るなど、社会保障の部分が弱くなります。

〇課税関係の手間
自営業となるので、確定申告が必要になります。サラリーマンの場合は年末調整で会社が税金関係は処理してくれます。記帳などの帳簿作成の手間や、税理士に頼んだ場合の費用などが発生します。税務調査に入られるリスクもありますね。
参考記事:【税務調査】副業が無申告で税務署にバレたらどうなるか?

自由度が増える代わりに、このようなデメリットが考えられます。そもそもフリーになって仕事があるのかどうかが一番重要ですよね。

企業から見たフリーランスのメリットは

会社のビル

企業から見ると、フリーランスの人に働いてもらうことによって様々なメリットが考えられます。

〇雇用関係ではないので、契約解除が容易
〇請負・業務委託になるので残業などの勤怠管理が必要ない
〇外注費となるので申告で納める消費税が少なくなる
〇社会保険料などの企業負担をしなくてよい
〇同業者が多いほど相見積もりでコストを下げられる

などが考えられます。従業員よりも使い勝手が良いという印象でしょうか。

正直なところ、フリーランスが増えて得するのは労働者じゃなくて企業のような気がするのですが気のせいでしょうか?

まとめ

私は個人的にはフリーランスになることはオススメできません。突出したスキルがあるならともかく、みんながみんなうまくいく働き方ではないと思います。

日本のサラリーマンは各種社会保障の存在により、恵まれている部分も多くあります。それを捨ててまでフリーになる意味があるのかを考えた上で、メリットが大きいならフリーランスになればいいと思います。

一番危ないと思うのはこの風潮に流されて、何となく雰囲気でフリーランスになってしまう人です。フリーで成功している人は、計画的に準備して成功するべくして成功している人が大多数だと思います。

両方のいいとこ取りでサラリーマンを続けながら副業することが一番賢いのかもしれませんね。